「来た時は右も左もわからない状況だったけど…」
[J1リーグ19節]仙台1-1柏/7月30日(日)/ユアテックスタジアム仙台
仙台の石川直樹が7月30日、J1リーグ19節の柏戦を前に、札幌への完全移籍を発表した。
中野嘉大の劇的な同点ゴールで幕を閉じた柏戦後、石川は会場に姿を現し、チームメイトとともにスタジアムを一周して仙台サポーターに挨拶した。
その後、取材に応じた石川は、「選手たちみんなが本当に最後まで身体を張って頑張ってくれていて、それを全力で後押しするサポーターの姿を見れたのは本当に良かった。こういう熱いところがが仙台の良さで、こういった場所にいれて幸せだったなというのが今の心境です」と語った。
仙台には13年から4年半、在籍した。「来た時は右も左もわからない状況で、みんなに引っ張ってもらうことが多かった。けれど年を重ねるにつれて、キャプテンになった富田(晋伍)選手を、そして渡邉(晋)監督を支えてあげたいという想いが、自然と出てきた。そしてピッチ外でも、仙台を盛り上げるためにはどうしたらよいかを全力で考えてきたつもり。なので、やり切ったという言葉はおかしいですけど、本当に毎日全力でやってきたので、悔いはないです」と振り返る。
試合後の挨拶時には、サポーターからの「イシカワ! ナオキ! イシカワ! ナオキ!」というコールに涙を流した。
「正直あそこに出るかどうかはずっと迷っていたんですけど、渡邉監督がああいう場を提供してくれて、サポーターの皆さんと顔を合わせてさよならが言えた。このチームが自分のことを出発する最後まで考えてくれていた。幸せな気持ちでいっぱいです。
シーズン途中の移籍にも関わらず、今日もたくさん拍手していただいて、名前を呼んでいただいて、『頑張れよ』と言っていただいた。そんなサポーターの方々のためにも、札幌でもう一度しっかりと戦える身体を作って、また活躍して、みなさんの前に立てたらいいなと思っています」
そうサポーターにメッセージを残した石川だが、新天地への想いもまた強い。
札幌には、09年の夏から10年シーズンまで在籍し、キャプテンも担った時期もあった。北の大地に帰還する31歳のDFは、「新たなチャレンジ」に燃えている。
取材・文:多田哲平(サッカーダイジェストWEB編集部)
仙台の石川直樹が7月30日、J1リーグ19節の柏戦を前に、札幌への完全移籍を発表した。
中野嘉大の劇的な同点ゴールで幕を閉じた柏戦後、石川は会場に姿を現し、チームメイトとともにスタジアムを一周して仙台サポーターに挨拶した。
その後、取材に応じた石川は、「選手たちみんなが本当に最後まで身体を張って頑張ってくれていて、それを全力で後押しするサポーターの姿を見れたのは本当に良かった。こういう熱いところがが仙台の良さで、こういった場所にいれて幸せだったなというのが今の心境です」と語った。
仙台には13年から4年半、在籍した。「来た時は右も左もわからない状況で、みんなに引っ張ってもらうことが多かった。けれど年を重ねるにつれて、キャプテンになった富田(晋伍)選手を、そして渡邉(晋)監督を支えてあげたいという想いが、自然と出てきた。そしてピッチ外でも、仙台を盛り上げるためにはどうしたらよいかを全力で考えてきたつもり。なので、やり切ったという言葉はおかしいですけど、本当に毎日全力でやってきたので、悔いはないです」と振り返る。
試合後の挨拶時には、サポーターからの「イシカワ! ナオキ! イシカワ! ナオキ!」というコールに涙を流した。
「正直あそこに出るかどうかはずっと迷っていたんですけど、渡邉監督がああいう場を提供してくれて、サポーターの皆さんと顔を合わせてさよならが言えた。このチームが自分のことを出発する最後まで考えてくれていた。幸せな気持ちでいっぱいです。
シーズン途中の移籍にも関わらず、今日もたくさん拍手していただいて、名前を呼んでいただいて、『頑張れよ』と言っていただいた。そんなサポーターの方々のためにも、札幌でもう一度しっかりと戦える身体を作って、また活躍して、みなさんの前に立てたらいいなと思っています」
そうサポーターにメッセージを残した石川だが、新天地への想いもまた強い。
札幌には、09年の夏から10年シーズンまで在籍し、キャプテンも担った時期もあった。北の大地に帰還する31歳のDFは、「新たなチャレンジ」に燃えている。
取材・文:多田哲平(サッカーダイジェストWEB編集部)