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今の鳥栖にトップ下は存在しない――。トップ下気質を自認する鎌田大地のジレンマと課題とは

カテゴリ:Jリーグ

多田哲平(サッカーダイジェスト)

2017年06月21日

理想が100だとしたら今は「半分の50くらい」。

『サッカーダイジェスト』誌のインタビューに応じた鎌田。今年5月に入籍した。写真:徳原隆元

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 一昨年のJデビュー戦でゴールを決めた若き天才は、プロ3年目の今季、鳥栖で不動の地位を確立。鎌田大地は、いまやチームの主軸として風格を漂わせる存在だ。さらにここに来て、ドイツ・ブンデスリーガのフランクフルトへの移籍も取り沙汰され、その動向も注目される。『サッカーダイジェスト』6月22日号(同5日発売)では独占インタビューに応じ、プレーヤーとしての理想像について語っている。
 

――◆――◆――
 
──鎌田選手は、ボールを持てば何かやってくれそうな雰囲気があります。とりわけ仕掛けや崩しの局面でのアイデアが素晴らしいですが、それは瞬間的に浮かんでくるもの? それとも、相手の出方に応じて決めている?
 
「瞬時に閃くことが多いですね。今まで培ってきたものがあって、調子が良い時は自分のイメージ通りに相手が動いて、あっさりとかわせる瞬間があるんです」
 
――そういう選手を俗に「ファンタジスタ」と呼びますが、鎌田選手のファンタジスタ像は?
 
「父によく聞かされていたので、ロベルト・バッジョ(元イタリア代表)のイメージが強いです。と言っても、僕自身はあまりプレーを観たことがないんですけどね」
 
――観客を魅了できる選手ですね。
 
「サッカーは観客がいてなんぼ。勝つことがなによりですけど、サッカーは勝敗以外のところにも面白味がある。観客を沸かせられるというところも大切な要素です」
 
――鎌田選手が小さい頃に憧れていた選手は?
 
「小学生の時はレアル・マドリーのクリスチアーノ・ロナウドが好きで、よくドリブルを真似していました」
 
――お手本にしていた?
 
「いや、それが全然参考にはならないんですよね。元々持っているスピードが違いすぎて。どちらかと言えば足は遅いほうだったので、駆け引きで相手を上回ろうと考えるようになりました。幸い、小学生の時に通っていたキッズFCで技術的なものをたくさん学べて。その時に培ったテクニックやアイデアが今も活きています」
 
――いつ頃からトップ下をやり始めたんですか?
 
「サッカーを始めた時。小学1年生からずっとです」
 
――“生粋の”トップ下ですね。他のポジションを任されたら?
 
「できるとは思います。今季は試合中にサイドハーフを任されることもあって、それはそれでやり甲斐はあるので。でも、自分では〝トップ下気質″だと感じています」
 
――その理由は?
 
「瞬間的な駆け引きで、『こうしてやろう』と想像を膨らませるのが好きなので。トップ下なら攻撃の起点になるだけじゃなく、ゴールも狙えますしね」
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