【コラム】「カネ」で逮捕されたバルサ元会長は、ソシオを裏切ってクラブイメージを汚した…

カテゴリ:メガクラブ

工藤拓

2017年05月28日

カタルーニャ・メディアも「クラブ史上最悪の会長」と辛辣。

マネーロンダリングの罪で逮捕されたロセイ。「バルサ元会長の逮捕」というニュースはクリーンなクラブイメージを著しく損なった。(C)REUTERS/AFLO

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 5月23日の朝8時頃、バルセロナの元会長であるサンドロ・ロセイの自宅とオフィスに家宅捜索が入った。10時間後の18時過ぎにはパトカーに乗せられて自宅を後にし、バルセロナ市内の拘置所へと移送された。
 
 ロセイはブラジル代表の肖像権ビジネスを手がけた際に不法なコミッションを受け取り、1500万ユーロ(約18億円)にも上る不正収入をごまかすために、マネーロンダリングを行なった容疑がかけられている。
 
 FIFA第3代会長ジュール・リメの名をとり「オペレーション・リメ」と名付けられたこの捜査チームが結成されたきっかけは、2010年に発覚した「FIFAゲート」だ。この捜査に当たっていたFBIが、CBF(ブラジル・サッカー連盟)元会長のリカルド・テイシェイラの身辺を調査したところ、ロセイとテイシェイラの間で不審な金の動きが見つかったという。
 
 この件はバルサと直接には関係なく、会長を務めていた時期とも被ってはいないが、「バルサの元会長が逮捕」と世界中に報じられたため、クラブが被ったダメージは計り知れない。
 
 バルセロナ生まれのスポーツビジネスのエキスパートで、ナイキ社の幹部を務めた経験もあるロセイは、ジョアン・ラポルタ会長の右腕として2003年にバルサ副会長に就任。2010年から4年間に渡って会長も務めた。ナイキ社やカタール財団とのスポンサー契約、そしてロナウジーニョやネイマールの獲得など、自身のビジネスネットワークを生かしてバルサに多くの利益をもたらしてきた。
 
 しかし、それらの功績も全て今回の逮捕で台無しだ。マドリード系メディアはもちろん、これまで会長としての仕事ぶりに関しては好意的に報じてきたカタルーニャのマスコミまでもが、クラブのイメージに泥を塗ったこの一件を「クラブ史上最悪の会長」と辛辣に報じている。
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