５月25日に行なわれた代表メンバー発表会見で、日本代表のハリルホジッチ監督が本田圭佑への信頼を改めて強調した。
 
　選出理由を述べる際に、「圭佑が戻ってきてくれたことも嬉しい」と切り出し、続けて「最近の試合はエクセレントでした。FKで点を取りましたし、彼が気を緩めていないのは嬉しいです」とコメント。５月21日のボローニャ戦（セリエA37節）で４試合ぶりに途中出場し、直接FKを沈めたパフォーマンスを称賛した。
 
　本田は今季開幕からミランでバックアッパーに甘んじ、ボローニャ戦までの公式戦出場は通算98分間。それでも、ヨーロッパリーグ出場権がかかった重要な一戦でピッチに立ち、なおかつゴールも決める勝負強さを見せたのだ。不遇の間も辛抱強く招集し続けた指揮官にとっても、我がことのように喜ばしかったのだろう。
 
「クラブではたくさんプレーしていませんでしたが、トレーニングはしっかりしていました。ミランは競争が激しいですからね。いつも圭佑を信頼していて間違っていなかったなと思わせてくれました」
 
　ミランで見せたハイパフォーマンスを代表でも、と期待しているのは間違いない。「Ａ代表で席を取るためには、戦わなければいけないのは分かっていると思います」と釘を刺しつつも、指揮官の本田に対する信頼は、さらに厚くなったようだ。

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