５月25日の代表メンバー発表会見で、ハリルホジッチ監督が内田篤人と負傷離脱中の長谷部誠について言及した。
 
　３月に右膝を手術した長谷部は、すでにランニング等のトレーニングを開始。ハリルホジッチ監督によれば、「ちょっと無理をして痛みを感じているとも聞いています。今は運動を止めてという感じ」だが、リハビリ経過は順調なようで「長谷部に関しては、不安はありません。次の合宿では我々と一緒にいられると思います」と述べた。
 
　一方、内田について指揮官は、「ちょっと不在の期間が長いですよね。またハイレベルなパフォーマンスを取り戻すのは、もしかしたら難しいかもしれない」と不安を隠さなかった。
 
　内田の状態は、本人が明かしたように「練習試合でも90分出ていますし、練習も長い間チームを離脱せずにできている。僕自身も３か月前からできる身体ではある」。しかし、昨年12月のＥＬ・ザルツブルク戦で１年９か月ぶりに復帰した後は、今年４月のブンデスリーガ・ダルムシュタット戦にベンチ入りしたのみ。実戦からかなり遠ざかっており、指揮官が心配するのも無理はない。
 
　ただ、ハリルホジッチ監督は内田の力を高く買っているようで、「内田は本当に素晴らしい能力、素晴らしいパフォーマンスを持った選手ですから、素早くパフォーマンスを取り戻してほしい」ともコメント。「その日を心待ちにしています」と完全復活を期待していた。

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