今シーズンは出番が激減していた。
[クラブW杯準決勝]クラブ・アメリカ 0-2 レアル・マドリー/2016年12月15日/横浜国際総合競技場
クラブワールドカップ準決勝でクラブ・アメリカを相手に1点をリードしていたレアル・マドリーのジネディーヌ・ジダン監督が最初に切ったカードは、意外にもハメス・ロドリゲスだった。
72分、トニ・クロースに代わってハメスがピッチに入ると、それまで前半ロスタイムのカリム・ベンゼマの先制ゴール以外はやや盛り上がり欠けていた横浜国際総合競技場が大歓声に包まれる。2014年ワールドカップで得点王を獲得したコロンビア代表MFのプレーを、日本のファンは心待ちにしていたのだ。
そして、背番号10がその期待に応える。後半ロスタイム3分、得意の左足でクリスチアーノ・ロナウドへ絶秒のスルーパスを送り、ダメ押しの2点目をアシストしたのだ。
もちろん、スタジアムの温かい声援は力になったはずだ。とはいえより強かったのは、「何としてもチャンスを活かしたい」という気持ちのほうだっただろう。
怪我もあって昨シーズンから出番が激減し、今シーズンはここまでリーグ戦で8試合の出場(先発は4試合)のみに留まり、わずか1得点。12月3日に行なわれたバルセロナとのクラシコでも出番はもらえず、表情は冴えなかった。
今冬の退団の可能性も取り沙汰されるなか、巡ってきたチャンスで結果を残し、同じくべンチスタートだったイスコやマルコ・アセンシオでなくハメスを投入した指揮官の采配に応えた格好だ。
試合後のミックゾーンでは、表情を崩さない選手が多いなか、明るい笑顔を見せていたハメス。翌日、練習後に報道陣から去就について問われると、「レアル・マドリーでのプレーに幸せを感じている。ここでタイトルを取り続けたい」と語った。
このアシストが、あるいは復調のきっかけとなるかもしれない。鹿島アントラーズと対戦する12月18日のクラブワールドカップ決勝でも出番を与えられるか。そのプレーを心待ちにしている日本のサッカーファンは多い。
取材・文:江國 森(ワールドサッカーダイジェスト編集部)
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【PHOTO】マドリーがベンゼマ、C・ロナウドのゴールでクラブ・アメリカを撃破!
クラブワールドカップ準決勝でクラブ・アメリカを相手に1点をリードしていたレアル・マドリーのジネディーヌ・ジダン監督が最初に切ったカードは、意外にもハメス・ロドリゲスだった。
72分、トニ・クロースに代わってハメスがピッチに入ると、それまで前半ロスタイムのカリム・ベンゼマの先制ゴール以外はやや盛り上がり欠けていた横浜国際総合競技場が大歓声に包まれる。2014年ワールドカップで得点王を獲得したコロンビア代表MFのプレーを、日本のファンは心待ちにしていたのだ。
そして、背番号10がその期待に応える。後半ロスタイム3分、得意の左足でクリスチアーノ・ロナウドへ絶秒のスルーパスを送り、ダメ押しの2点目をアシストしたのだ。
もちろん、スタジアムの温かい声援は力になったはずだ。とはいえより強かったのは、「何としてもチャンスを活かしたい」という気持ちのほうだっただろう。
怪我もあって昨シーズンから出番が激減し、今シーズンはここまでリーグ戦で8試合の出場(先発は4試合)のみに留まり、わずか1得点。12月3日に行なわれたバルセロナとのクラシコでも出番はもらえず、表情は冴えなかった。
今冬の退団の可能性も取り沙汰されるなか、巡ってきたチャンスで結果を残し、同じくべンチスタートだったイスコやマルコ・アセンシオでなくハメスを投入した指揮官の采配に応えた格好だ。
試合後のミックゾーンでは、表情を崩さない選手が多いなか、明るい笑顔を見せていたハメス。翌日、練習後に報道陣から去就について問われると、「レアル・マドリーでのプレーに幸せを感じている。ここでタイトルを取り続けたい」と語った。
このアシストが、あるいは復調のきっかけとなるかもしれない。鹿島アントラーズと対戦する12月18日のクラブワールドカップ決勝でも出番を与えられるか。そのプレーを心待ちにしている日本のサッカーファンは多い。
取材・文:江國 森(ワールドサッカーダイジェスト編集部)
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