バルサが持つスペイン記録の背中を捉える。
[クラブW杯準決勝]クラブ・アメリカ 0-2 レアル・マドリー/2016年12月15日/横浜国際総合競技場
クラブ・アメリカとの準決勝でクラブワールドカップ2016初登場を果たしたレアル・マドリーは、前半終了間際の45分+2分にカリム・ベンゼマのゴールで先制し、90分+3分にはクリスチアーノ・ロナウドが駄目押しの2点目。主将にしてディフェンスリーダーのセルヒオ・ラモスをコンディション不良で欠きながら、失点もゼロで抑えた。
試合後の会見でルカ・モドリッチとジネディーヌ・ジダン監督がいずれも「長旅の疲れがあり、日本の環境になれることを含めて、コンディション調整が難しかった」と認めた通り、決して万全の状態ではなく、とりわけ序盤は互角に近い戦いだった。
それでも最終的には、ボールポゼッション(56%対44%)でもシュート数(18本対6本)でも上回り、優勝の絶対的大本命と言われる欧州王者の実力と意地を見せつけた格好だ。
2016年4月9日のエイバル戦を皮切りに、12月10日のデポルティボ戦でクラブレコードを更新した連続無敗記録は、これで36試合まで伸びた。その間の成績は27勝9分け、101得点・32失点という圧倒的な数字だ。
4月6日のヴォルフスブルク戦に0-2で敗れて以来、一度も土が付いていないこの最強軍団は、昨シーズンにバルセロナが築いたスペイン記録(39試合連続無敗)もいよいよ背中が見えてきた。
そして、新記録の2試合前に当たる37試合目の対戦相手はそう、アジア勢として初のクラブワールドカップ進出を果たした鹿島アントラーズだ。
戦力でも経験値でもマドリーが圧倒的優位なのは明らか。とはいえ、今大会の鹿島は準々決勝のマメロディ・サンダウンズ戦、準決勝のアトレティコ・ナシオナル戦と、かなり押し込まれる展開ながらなんとか失点を防ぎ、効率よく得点を重ねて勝利を掴み取ってきた。その粘り強さと勝負強さは決して侮れない。
クラブワールドカップ優勝、そしてマドリーの連続無敗記録ストップという2つの快挙がかかった12月18日の決勝。鹿島は日本サッカー史に残るアップセットを起こせるのか。目が離せない。
取材・文:白鳥大知(サッカーダイジェストWEB)
【PHOTO】クラブW杯を彩った世界中の美女サポーター♥
【クラブW杯PHOTO】マドリーがベンゼマ、C・ロナウドのゴールでクラブ・アメリカを撃破!
クラブ・アメリカとの準決勝でクラブワールドカップ2016初登場を果たしたレアル・マドリーは、前半終了間際の45分+2分にカリム・ベンゼマのゴールで先制し、90分+3分にはクリスチアーノ・ロナウドが駄目押しの2点目。主将にしてディフェンスリーダーのセルヒオ・ラモスをコンディション不良で欠きながら、失点もゼロで抑えた。
試合後の会見でルカ・モドリッチとジネディーヌ・ジダン監督がいずれも「長旅の疲れがあり、日本の環境になれることを含めて、コンディション調整が難しかった」と認めた通り、決して万全の状態ではなく、とりわけ序盤は互角に近い戦いだった。
それでも最終的には、ボールポゼッション(56%対44%)でもシュート数(18本対6本)でも上回り、優勝の絶対的大本命と言われる欧州王者の実力と意地を見せつけた格好だ。
2016年4月9日のエイバル戦を皮切りに、12月10日のデポルティボ戦でクラブレコードを更新した連続無敗記録は、これで36試合まで伸びた。その間の成績は27勝9分け、101得点・32失点という圧倒的な数字だ。
4月6日のヴォルフスブルク戦に0-2で敗れて以来、一度も土が付いていないこの最強軍団は、昨シーズンにバルセロナが築いたスペイン記録(39試合連続無敗)もいよいよ背中が見えてきた。
そして、新記録の2試合前に当たる37試合目の対戦相手はそう、アジア勢として初のクラブワールドカップ進出を果たした鹿島アントラーズだ。
戦力でも経験値でもマドリーが圧倒的優位なのは明らか。とはいえ、今大会の鹿島は準々決勝のマメロディ・サンダウンズ戦、準決勝のアトレティコ・ナシオナル戦と、かなり押し込まれる展開ながらなんとか失点を防ぎ、効率よく得点を重ねて勝利を掴み取ってきた。その粘り強さと勝負強さは決して侮れない。
クラブワールドカップ優勝、そしてマドリーの連続無敗記録ストップという2つの快挙がかかった12月18日の決勝。鹿島は日本サッカー史に残るアップセットを起こせるのか。目が離せない。
取材・文:白鳥大知(サッカーダイジェストWEB)
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