勝てばともに初優勝の大一番。一進一退の攻防を経て──

タイムアップの瞬間、歓喜に沸く青森山田イレブン。悲願の初優勝を飾った。写真:安藤隆人

FC東京U-18はFW半谷(11番)らを軸に攻勢を仕掛けたが、最後まで青森山田の堅牢を破れず。惜しくも3冠達成はならなかった。写真:安藤隆人
およそ8か月に渡る長きリーグ戦は、最後の最後に大一番を残した。プレミアリーグEAST最終節、2位・FC東京U-18と首位・青森山田の直接対決だ。
両雄の勝点差はわずかに1で、ともに勝てばプレミアリーグEAST初優勝というシチュエーション。もし引き分けに終われば、大宮アルディージャユースVS横浜F・マリノスユースの結果次第ながら、大宮は7点差以上で勝利する必要がある。
【2017Jクラブ・新卒入団&昇格内定者一覧】
序盤、攻勢に出たのは勝つしかないFC東京だ。半谷陽介(3年)と内田宅哉(3年)の2トップの切れが良く、彼らのドリブル突破に青森山田のディフェンス陣は手を焼き、後手に回った。
12分、右サイドからカットインした半谷のクロスに、内田が飛び込んで合わせるが、これはわずかにゴールの外へ。27分には内田の右サイドでの突破から、マイナスの折り返し。これをMF伊藤純也(3年)が合わせて決定的な場面を迎えるも、来春のFC東京入団が内定している青森山田GK、廣末陸(3年)がビッグセーブで跳ね除ける。徐々に盛り返した青森山田も、怪我から復帰したFW鳴海彰人(3年)をターゲットに時折鋭いカウンターを仕掛けるが、FC東京のCBコンビ、岡崎慎(3年)と蓮川壮大(3年)が冷静な対応を見せ、ゴールを割らせない。
双方が緊迫感を保った状態で、試合は後半へ。ふたたび主導権を握ったのはFC東京だった。半谷と内田を軸にサイドからの切り崩しで、青森山田ゴールに迫る。58分に内田が左サイドを打破してグラウンダーのクロスを送り、走り込んだMF生地慶充(3年)がフリーでシュートを放つ。だがこれは、バーの上を大きく越えていった。
青森山田も直後の59分にスタメンに抜擢された1年生MF壇崎竜孔が左サイドを突破し、MF郷家友太(2年)の決定機を創出したが、相手GK波多野豪(3年)のファインセーブに阻まれた。
両雄の勝点差はわずかに1で、ともに勝てばプレミアリーグEAST初優勝というシチュエーション。もし引き分けに終われば、大宮アルディージャユースVS横浜F・マリノスユースの結果次第ながら、大宮は7点差以上で勝利する必要がある。
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序盤、攻勢に出たのは勝つしかないFC東京だ。半谷陽介(3年)と内田宅哉(3年)の2トップの切れが良く、彼らのドリブル突破に青森山田のディフェンス陣は手を焼き、後手に回った。
12分、右サイドからカットインした半谷のクロスに、内田が飛び込んで合わせるが、これはわずかにゴールの外へ。27分には内田の右サイドでの突破から、マイナスの折り返し。これをMF伊藤純也(3年)が合わせて決定的な場面を迎えるも、来春のFC東京入団が内定している青森山田GK、廣末陸(3年)がビッグセーブで跳ね除ける。徐々に盛り返した青森山田も、怪我から復帰したFW鳴海彰人(3年)をターゲットに時折鋭いカウンターを仕掛けるが、FC東京のCBコンビ、岡崎慎(3年)と蓮川壮大(3年)が冷静な対応を見せ、ゴールを割らせない。
双方が緊迫感を保った状態で、試合は後半へ。ふたたび主導権を握ったのはFC東京だった。半谷と内田を軸にサイドからの切り崩しで、青森山田ゴールに迫る。58分に内田が左サイドを打破してグラウンダーのクロスを送り、走り込んだMF生地慶充(3年)がフリーでシュートを放つ。だがこれは、バーの上を大きく越えていった。
青森山田も直後の59分にスタメンに抜擢された1年生MF壇崎竜孔が左サイドを突破し、MF郷家友太(2年)の決定機を創出したが、相手GK波多野豪(3年)のファインセーブに阻まれた。