【日本代表】短所を嘆くばかりの監督に率いられた代表は、何が武器なのかも分からないチームになった

カテゴリ:日本代表

浅田真樹

2016年11月07日

指揮官の選手選考は、本当にフラットなのか?

ハリルホジッチ監督が11月シリーズで招集したメンバーは、25名のうち15名が海外組だった。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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 先ごろ、年内最後の2試合(親善試合オマーン戦、ワールドカップ最終予選サウジアラビア戦)に向けて、日本代表メンバーが発表された。
 
 顔ぶれに大きな変化は見られないなか、気になったのは、海外組偏重傾向がさらに強まったことである。
 
 前回の10月シリーズでは怪我で辞退した選手も含めると、総勢27名が招集され、うち15名が海外クラブに所属する選手だったが、今回は25名のうち15名が海外組。数こそ変わらないものの、占める割合で言えば、海外組が勢力を拡大した。
 
 10月シリーズには名前のなかった新たな顔ぶれを見ても、国内組は初招集となった20歳の井手口陽介だけで、他の3人、つまり大迫勇也、小林祐希、久保裕也は海外組だ。
 
 もちろん、海外組が多いこと自体に問題があるわけではない。フラットに選考した結果、海外組が多くなることは当然ありうる。所属クラブで活躍の場を増やしている大迫勇也の復帰などは、自然な流れと言えるだろう。
 
 だが、どうしても引っかかるのは、選考は本当にフラットなのか、ということだ。
 
 ハリルホジッチは実際の発言のなかで、何度も「Jリーグのレベルの低さ」を示唆し、国内組についてはあれこれと問題を指摘する一方で、海外組であれば、ほとんど試合に出ていない選手でも当たり前のように選んでしまう。こうなると、フラットに選考しているとは、とても言い難い。
 
 しかも、試合に出ていない海外組は、実際のプレーを見ていないからどんなコンディションにあるのか分からない。だから、彼らを日本代表に呼び、試合で使ってみる必要がある。本来、若手を試してもいいはずの機会をこうやって浪費することは、世代交代の足かせにもなっている。
 
 指揮官が好むと好まざるとにかかわらず、世界中で最も多くの日本人選手がプレーしているのは、言うまでもなくJリーグだ。つまり、「日本代表候補」のほとんどはJリーグでプレーしている。
 
 にもかかわらず、Jリーグはレベルが低いと一刀両断してしまうことは、自らの可能性を狭めてしまうことに他ならない。
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