ペトロヴィッチ監督から要求されてきた「切り替え」のスピードと質。
浦和レッズが27日のジュビロ磐田戦で勝利を収め、J1第2ステージ優勝を決めた。通算勝点はクラブ史上最多の73まで増やし、年間1位の座をキープ。年間2位の川崎と勝点1差で、最終節の横浜戦(13時30分/埼玉スタジアム)に臨む。
年間1位であればチャンピオンシップ(CS)は決勝からの出場となる。その大きなアドバンテージを手に入れたいところ。
浦和のデータで光るのがシーズン通算の失点数「27」だ。リーグ最少である(2位は鹿島の33失点)。1試合平均は0.82。
6月18日の広島戦で4失点(●4-2)を喫して以来、2失点以上はない。大崩れをしなくなった。GK西川周作が語っていた「1試合1失点以下。年間34失点以下が目標でありノルマ」は、このままいけば達成されそうだ。
昨季は上位4チーム中最多40失点を喫し、勝負どころで踏ん張り切れない試合が多かった。その守備が再建された最大の要因として、遠藤航の加入が挙げられるだろう。彼がリベロのポジションにフィットし、さらにストッパーやボランチもこなすことで、チームの戦いの幅はぐっと広がった。
また、宇賀神友弥は「昨季優勝した広島と比べて不足していた、細かい規律の修正ができている」とも語る。最近は公式戦10連勝中。第2ステージに入って安定した試合運びができているのは、たとえ失点してもペースを乱さずにいるから。焦ってバランスを崩すという悪い癖を修正し、大人のサッカーといえる落ち着きを見せる。
なにより特筆すべきは、戦術はあくまでも攻撃的である点だ。過去には守備やバランスを重視しようと試みたシーズンもあったが、昨季からは継続して攻撃の熟成に主眼が置かれてきた。「そこの基本的なスタンスは、もう変える必要がない」と柏木陽介は語り、結果、04~06年以来となる、2年連続60ゴール越えを果たした(ペトロヴィッチ体制下では3度目)。
シャドーでフル稼働する武藤雄樹が強調していたのが「プレッシング」「切り替え」だ。
「特に今季は攻撃から守備、守備から攻撃の切り替えの早さと質を、ペトロヴィッチ監督から常に要求されてきた」と言う。
年間1位であればチャンピオンシップ(CS)は決勝からの出場となる。その大きなアドバンテージを手に入れたいところ。
浦和のデータで光るのがシーズン通算の失点数「27」だ。リーグ最少である(2位は鹿島の33失点)。1試合平均は0.82。
6月18日の広島戦で4失点(●4-2)を喫して以来、2失点以上はない。大崩れをしなくなった。GK西川周作が語っていた「1試合1失点以下。年間34失点以下が目標でありノルマ」は、このままいけば達成されそうだ。
昨季は上位4チーム中最多40失点を喫し、勝負どころで踏ん張り切れない試合が多かった。その守備が再建された最大の要因として、遠藤航の加入が挙げられるだろう。彼がリベロのポジションにフィットし、さらにストッパーやボランチもこなすことで、チームの戦いの幅はぐっと広がった。
また、宇賀神友弥は「昨季優勝した広島と比べて不足していた、細かい規律の修正ができている」とも語る。最近は公式戦10連勝中。第2ステージに入って安定した試合運びができているのは、たとえ失点してもペースを乱さずにいるから。焦ってバランスを崩すという悪い癖を修正し、大人のサッカーといえる落ち着きを見せる。
なにより特筆すべきは、戦術はあくまでも攻撃的である点だ。過去には守備やバランスを重視しようと試みたシーズンもあったが、昨季からは継続して攻撃の熟成に主眼が置かれてきた。「そこの基本的なスタンスは、もう変える必要がない」と柏木陽介は語り、結果、04~06年以来となる、2年連続60ゴール越えを果たした(ペトロヴィッチ体制下では3度目)。
シャドーでフル稼働する武藤雄樹が強調していたのが「プレッシング」「切り替え」だ。
「特に今季は攻撃から守備、守備から攻撃の切り替えの早さと質を、ペトロヴィッチ監督から常に要求されてきた」と言う。