【浦和】“影の主役”は槙野? 決勝弾の武藤にかけたある“おまじない”

カテゴリ:Jリーグ

小田智史(サッカーダイジェスト)

2016年10月29日

「今日はお前が点を決める日だ。(俺が)決めさせてやるよ」。

「今日はお前が点を決める日だ」とおまじないをかけた武藤が決勝弾。槙野は背番号9の活躍を自分のことのように喜んだ。 写真:徳原隆元

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[J1第2ステージ16節]磐田0-1浦和/10月29日/エコパ
 
 第2ステージ優勝を懸けた磐田戦、武藤雄樹が決勝ゴールを決め、主役の座をかっさらった。その背景には、槙野智章の存在があった。
 
 試合開始直前、槙野は「ここ数試合、得点に絡むプレーがなかった」武藤に対し、「今日はお前が決める番だ」と話しかけ、“おまじない”をかけたという。武藤は17分に駒井善成の落としにダイレクトボレーで合わせて右足を振り抜くなど、積極的にゴールを狙った。そして0-0で迎えた後半初め、再び槙野と武藤の間で再び言葉が交わされた。
 
「今日はお前が点を決める日だ。決める自信があるか?」(槙野)
 
「いや、ちょっと分からないですね」(武藤)
 
「なら、決めさせてやるよ」(槙野)
 
 真剣な表情から一転、熊のように両手を広げて“おまじない”のポーズをとる槙野を見た武藤は、「それで本当に点が取れるのかよ」と疑心暗鬼だったそうだが、ふたりのやり取りは72分に結実する。
 
 右サイドを崩した駒井のクロスに、難易度の高いバックヘッドで呼応。シュートは好セーブを見せていた磐田のGKカミンスキーも届かない絶妙なコースを突き、待望のゴールが生まれた。槙野は、大一番で今季12点目を挙げた「エースナンバー9」の心中をこう察する。
 
「アイツは浦和に来て2年目のシーズンで、(今季)心機一転、9番に変えた。チームが負けた時、結果が出ない時に自分で責任を口にしていたくらい、責任感の強い男。今日に懸ける想いも絶対にあったと思います。実際に(ゴールを)取ってくれたので良かった」
 
 相手エースのジェイを封じ込め、武藤の決勝弾を“アシスト”した槙野は、「影の主役」だったと言っていいだろう。
 
取材・文:小田智史(サッカーダイジェスト編集部)

【磐田 0-1 浦和 PHOTO】浦和が武藤の決勝点で第2ステージ制覇!!

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