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ボリビア戦の1トップ先発は小川が有力。町野もギラギラ感。FW陣の奮起でW杯イヤーに弾みをつける勝利を掴みたい【日本代表】

カテゴリ:日本代表

元川悦子

2025年11月17日

「自分が一番点を取れる」と自信を持つ男

ここぞの勝負強さに定評のある小川。ボリビア戦で目に見える結果を残したい。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 2026年北中米ワールドカップ出場を決めた3月のバーレーン戦から12試合を戦ってきた25年の日本代表。戦績は7勝3分け2敗(E-1選手権を含む)。直近2試合はブラジルに3-2、ガーナに2-0と連勝しているが、今年ラストとなる11月18日のボリビア戦も勝利を収め、3連勝で締めくくりたいところだ。

 森保一監督が日本代表で指揮を執って通算100試合目となるボリビア戦。久保建英(レアル・ソシエダ)は「僕らができることでしっかり勝って終わること。良い思い出になるようにしてあげたい」とコメント。2019年6月の前回対戦は1-0と辛勝だっただけに、できるだけ多くのゴールを奪って勝利するのが最高のシナリオと言っていい。

 そこで注目されるのがFWの動向だ。前回のガーナ戦は上田綺世(フェイエノールト)が先発。10月の2連戦で連発したエースにゴールは生まれなかったが、効果的なオフ・ザ・ボールの動きで南野拓実(モナコ)の先制点に絡むなど、まずまずのパフォーマンスだった。

 ボリビア戦では、小川航基(NEC)のスタメンが有力視される。「個人としてもチームとしても結果を求めていきたい」と本人は語気を強めていただけに、得点という結果を残すことに注力すべきだ。

 その小川だが、北中米W杯のアジア最終予選全体では、鎌田大地(クリスタル・パレス)と並んでチーム最多の4点を奪ったが、2025年という区切りで見ると、パラグアイ戦の1点のみ。3月は怪我で選外、6月も招集外で、代表活動に参加したのは9・10・11月の3回。9月のアメリカ戦、10月のパラグアイ戦とブラジル戦に出場した。
 
 そもそもピッチに立った回数が多くなかったが、「自分が一番点を取れる」と自信を持つ男だけに、今年の実績にはやはり不完全燃焼感を覚えているはずだ。

「フォワードに求められるのは得点。苦しい時にチームを助けられるのはやっぱり得点。それがストライカーだと思うので。自分がたくさん招集されているのは、そこを求められてる証拠。そこに対して強い自信と、自分が得点を取るんだという熱い気持ちを持って、試合に臨みたい」と小川は気合を入れていた。

 同じオランダ1部で得点ランキングトップの13ゴールを挙げる上田に肩を並べるためにも、ボリビア戦で強烈なインパクトを残すこと。それが今回の最重要課題と言える。

 一方、小川とともにガーナ戦は出番なしに終わった町野修斗(ボルシアMG)も、ボリビア戦に向けて闘志を燃やしている。

 彼の場合、代表での得点はまだまだ不十分と言わざるを得ない。昨季にドイツ・ブンデスリーガ1部で二桁ゴールを挙げた実績が認められ、今年からコンスタントに招集されるようになったものの、この1年間の得点は6月のインドネシア戦の1点だけ。先発出場もこの1試合のみ。その他、6試合で後半の途中から出ているが、プレー時間があまり伸びていないのが実情だ。

 ポジションはシャドーがメインで、1トップでも出ているが、ジョーカーとして圧倒的な違いを示せているとは言い難い。ポテンシャルは間違いなく非凡なだけに、もっともっと爪痕を残さなければならない。

「シャドーで出る時は、基本的にフォワードがメインというかフォワード寄りなので、ワントップとの距離を近くして、ペナルティエリアに入っていく時に存在感が出せるようにしたい」と本人はイメージしている。そのうえで「10月以降、クラブでカップ戦を含めて3連勝して、僕自身が得点を重ねてこれたので、気持ち的にも違いがあります」とギラギラ感を押し出した。
 
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