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若手トリオが挑むサバイバル。北中米W杯メンバーに滑り込むために。北野、後藤、佐藤はボリビア戦で爪痕を残せるか

カテゴリ:日本代表

元川悦子

2025年11月16日

「“何が何でも”っていう気持ちが3人とも強かった」

ガーナ戦で佐藤(14番)は82分に途中出場。後藤(26番)は75分に投入され、A代表デビューを飾った。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)

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 キャプテンマークを巻いた南野拓実(モナコ)と、背番号10・堂安律(フランクフルト)の得点で、北中米ワールドカップ出場国のガーナを2-0で撃破した日本代表。一夜明けた11月15日から、18日のボリビア戦に向けて準備に入った。

 この日はガーナ戦のスタメン11人が室内で調整し、それ以外の15人がピッチでトレーニングを実施。ガーナ戦で出番のなかったキャプテンの遠藤航(リバプール)や板倉滉(アヤックス)らが強度の高いメニューをこなした。

 ガーナ戦で75分から途中出場した北野颯太(ザルツブルク)と後藤啓介(シント=トロイデン)、82分からピッチに立った佐藤龍之介(岡山)の“19・20・21歳トリオ”は、短時間ながらも前線のトライアングルを形成。2点リードの終盤ということで、試合をクローズさせることが最優先課題だった。

 それを頭に入れたうえで、彼らは自身の存在感を示すべく、ギラギラ感を前面に押し出そうとしていた。

「“何が何でも”っていう気持ちが3人とも強かったし、特に俺と啓介はそうだった。でも、試合展開的にも後ろは行かんといてほしかったと思う。守備のところで、(藤田譲瑠)チマ君(ザンクトパウリ)から『行くな、行くな』と言われていたのが聞こえていました。でも自分は行きたい気持ちが強かった。『今日は仕方ないね』という話を3人でしました」と、北野は振り返る。

 チームの勝利のために、守備のリスクマネジメントに比重を置くのは大切だが、若い選手が貪欲に結果にこだわるのは前向きなこと。南野も「20歳くらいの攻撃陣のフレッシュさはチームに良い勢いを与えてくれる。僕らもそれを受け取ってやっていけばいい」とポジティブに受け止めていた。
 
 ただ、残念だったのは、3人揃ってシュートがゼロ本に終わったこと。85分には、佐野海舟(マインツ)のクサビのボールを後藤が受け、タメを作って佐藤にシュートを打たせようとした好機があったが、惜しくもボールがズレてフィニッシュできなかった。

「落としもうまくできたし、あとはコミュニケーションや連係の共有だと思う。一緒にやった回数が多いわけじゃないので」と後藤は話したが、すり合わせる時間が限られているのが代表の難しさでもある。

 コアメンバーの南野や鎌田大地(クリスタル・パレス)、堂安、久保建英(レアル・ソシエダ)らは第一次森保ジャパン時代から7~8年がかりで関係性を構築。阿吽の呼吸が出来上がっている。そこに新戦力が割って入るのは、やはりハードルが高い。北野や後藤らはゴールやアシストという目に見える結果を残さければいけないのだから、W杯行きの道がどれだけ厳しいかよく分かるだろう。
 
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