動き出しの良化を意識
10月27日、流通経済大柏から4人目の高卒プロ内定者が発表された。190センチのサイズを誇り、スピードとボールコントロールに秀でた大型ストライカーであるFW大藤颯太の来季からの東京ヴェルディ入りが内定した。
「森田晃樹さんをはじめ、本当にみんなが上手くて、見ている場所も凄いし、スピードがあって強度もある。ヴェルディはみんなでハードワークをしながら、個人の勝負する質が高い。全体の練習はもちろん、自主トレもみんな真剣に課題と向き合っていたし、量も凄かった。J1でバリバリ戦っている人たちと毎日練習することで、絶対に上手くなれる環境だと思って決めました」
大藤はそう語る。もちろん、決断は簡単ではなかった。
「正直、大学とプロでものすごく迷っていました。高卒プロは目標でもあったので、ヴェルディからオファーをもらった時は本当に嬉しかったのですが、最初はいきなりJ1なので、試合に絡めるかどうか不安でした。でも、『経験は大学の方ができるのでは』という声もあるなかで、来年からU-21 Jリーグが立ち上がるということで、そこでしっかりと経験を積ませてもらって、上を狙って行く方が成長できると思ったことも、決め手の1つです」
今季のプレミアリーグEAST前期では大ブレイクを見せた。長身を活かしたポストプレーのほか、絶妙なタイミングの裏抜けでゴールに迫る。一度、遅らされてもドリブルで1枚剥がしてからのシュートや、サイドに展開してクロスに飛び込むなど、多彩なゴールへのアプローチを見せて8ゴールをマークした。ベスト4に入ったインターハイでも3ゴールを記録するなど、好調ぶりを見せたが、プレミア後期になるとマークが厳しくなり、点を取れない時間が続いている。
「森田晃樹さんをはじめ、本当にみんなが上手くて、見ている場所も凄いし、スピードがあって強度もある。ヴェルディはみんなでハードワークをしながら、個人の勝負する質が高い。全体の練習はもちろん、自主トレもみんな真剣に課題と向き合っていたし、量も凄かった。J1でバリバリ戦っている人たちと毎日練習することで、絶対に上手くなれる環境だと思って決めました」
大藤はそう語る。もちろん、決断は簡単ではなかった。
「正直、大学とプロでものすごく迷っていました。高卒プロは目標でもあったので、ヴェルディからオファーをもらった時は本当に嬉しかったのですが、最初はいきなりJ1なので、試合に絡めるかどうか不安でした。でも、『経験は大学の方ができるのでは』という声もあるなかで、来年からU-21 Jリーグが立ち上がるということで、そこでしっかりと経験を積ませてもらって、上を狙って行く方が成長できると思ったことも、決め手の1つです」
今季のプレミアリーグEAST前期では大ブレイクを見せた。長身を活かしたポストプレーのほか、絶妙なタイミングの裏抜けでゴールに迫る。一度、遅らされてもドリブルで1枚剥がしてからのシュートや、サイドに展開してクロスに飛び込むなど、多彩なゴールへのアプローチを見せて8ゴールをマークした。ベスト4に入ったインターハイでも3ゴールを記録するなど、好調ぶりを見せたが、プレミア後期になるとマークが厳しくなり、点を取れない時間が続いている。
「正直、悔しい思いがたくさんあります。でも、いまヴェルディで指摘された動きの連続性と動き出し方の足りなさを意識して取り組んでいます。常に次のプレーを考えて、動き出しも止まって動き出すのではなく、ワンステップを入れてから動き出すなど、そういう細かい部分がもっと必要だと教わったので、そこは意識しています。今は結果が出せていませんが、選手権予選では積み上げてきたものを発揮して全国に出て、優勝したいと思っています」
今週からいよいよ選手権予選の初戦を迎える。その初戦はベスト8で、相手は八千代。インターハイ予選でも準決勝まですべて1-0だったことを考えると、簡単な道ではないことはよく分かっている。
「(プロ内定者4人など)メンツ的にも、去年の全国準優勝という看板もあって、期待されていると思う。その期待に応えられるように僕も調子を上げていきたい。もちろんトーナメントが一番難しい。一回勝負で相手は捨て身で来るので、まずは失点を絶対にしないことが大事ですし、何より準優勝をしたのは僕らじゃないし、インターハイでも僕がもっと点を取っていたら、もっと上に行けた悔しさもあるので、リベンジとチャレンジャー精神を持って、絶対に気を抜かずにやっていきたいと思います」
プロが内定したことへの安堵感は一切ない。むしろこれからより厳しい目で見られることに覚悟と責任を持つことで、さらに自分を成長させようとしている。険しい道を選んで、自己研鑽することが一番の近道。注目の逸材は大きな期待を背負って、高校最後の戦いに臨む。
取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)
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「(プロ内定者4人など)メンツ的にも、去年の全国準優勝という看板もあって、期待されていると思う。その期待に応えられるように僕も調子を上げていきたい。もちろんトーナメントが一番難しい。一回勝負で相手は捨て身で来るので、まずは失点を絶対にしないことが大事ですし、何より準優勝をしたのは僕らじゃないし、インターハイでも僕がもっと点を取っていたら、もっと上に行けた悔しさもあるので、リベンジとチャレンジャー精神を持って、絶対に気を抜かずにやっていきたいと思います」
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