王者レスターの開幕に向けた課題、そして岡崎のレギュラー定着へのキーポイントは?

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2016年08月10日

積極補強を敢行も、いまだに新戦力が馴染まないレスター。

プレスの甘さから2失点を喫したコミュニティシールド。その課題を修正しなければ、レスターの昨シーズンのような躍進はありえないだろう。 (C) Getty Images

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 いよいよ、8月13日に2016-17シーズンのプレミアリーグが開幕する。
 
 群雄割拠のプレミアでは、今オフも各クラブが大枚を叩いて戦力強化。昨シーズン、クラブ創設133年目で初のリーグ優勝を成し遂げたレスターも例外ではなく、例年以上に積極的な補強を敢行した。
 
 クラウディオ・ラニエリ監督が掲げた、「10位以内に入ってヨーロッパ・カップ戦の出場権を獲得し、5つのタイトルのうちの一つを獲得したい」という新シーズンの目標を成し遂げるために行なった補強の目玉となったのが、ナンパリス・メンディ(ニースから)とアーメド・ムサ(CSKAモスクワから)だ。
 
 チェルシーに3000万ポンド(約42億円)で引き抜かれたエヌゴロ・カンテの後釜として迎え入れられたメンディは、2010年にラニエリが率いていたモナコでプロデビューを果たしたいわば秘蔵っ子。168cmと小柄ながら豊富な運動量と卓越したボール奪取能力はカンテに引けを取らず、新レギュラーとして期待されている。
 
 一方、1600万ポンド(約20億8000万円)というクラブレコードの移籍金で獲得したムサは、CF、ウイング、サイドハーフの複数ポジションを遜色なくこなすユーティリティーなアタッカー。カウンターサッカーをより洗練させるためのキーマンだ。
 
 この2人に加え、ドイツ代表GKのロン=ロベルト・ツィーラー(ハノーファーから)、スペイン人CBのルイス・エルナンデス(スポルティング・ヒホンから)、サイドハーフが主戦場のポーランド代表MFのバルトシュ・カプストカ(KSクラコビア)を迎え入れ、プレミア王者はチャンピオンズ・リーグ(CL)にも出場する新シーズンに向けて、選手層に厚みをもたらした。
 
 しかし、プレシーズンでは1勝1分け2敗(※セルティック戦はPK戦で勝利のため引き分け扱い)と負け越し。とくに、パリSGとバルセロナとのラスト2試合では、計8失点を喫して大敗した。プレシーズンながら欧州の強豪が揃うCLに向けて大きな不安を残した。
 
 さらに8月7日に行なわれたマンチェスター・ユナイテッドとのコミュニティシールドでは、プレスの甘さから手痛い2失点。プレミア開幕に向けて小さくない課題を露呈する形となった。
 
 
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