森保ジャパンに猛アピール! 快進撃STVVで炸裂する“日本産の強みと凄み”。34歳重鎮CBは「あの守備が痺れた」と20歳長身FWを称える【現地発】
カテゴリ:海外日本人
2025年10月05日
日頃のコミュニケーションと技術によって生まれた「ホットライン」
10月4日、シント=トロイデン(STVV)はメヘレンとのアウェーゲームを3-1の逆転で制した。6位だったSTVVは第10節を1日残し、暫定4位に浮上。少なくとも同節を5位以上で終えることとなった。
決勝ゴールを挙げたのは20歳のストライカー、後藤啓介だった。1-1で迎えた80分、右からのクロスを191センチの長身を活かしたヘッドでゴールに叩き込んだが、これは惜しくもオフサイドに。しかし後藤はすぐに気持ちを切り替え、87分にMF山本理仁のクロスを、長いリーチを利したワンタッチシュートで決めて、勝ち越しゴールを記録した。
「U-22日本代表(9月のU-23アジアカップ予選)で2ゴール決めましたし、ヘンク戦、そして今日もゴールネットを揺らせていたので、かならずチャンスがまた来ると思ってました。オフサイドでゴールを取り消されたので、(山本のクロスを受ける前に)オフサイドにならないよう、しっかり駆け引きして相手DFの前に入ることができました。
メヘレンは、僕がアンデルレヒトのトップチームで先発デビュー(2025年1月26日)して、ゴールを決めた相手だったので、『今日は絶対に得点できる』と思ってました。(同日、J2で戦うジュビロ磐田が川合徳孟のゴールで勝利したことを受けて)『アイツが決めたんで、俺も今日は決めれる』と思ってました(笑)」
ジュビロ磐田アカデミーが生んだふたりの傑作が同じ日、ベルギーと日本で躍動した。
アシストした山本は次のように振り返る。
「本当に一瞬の間接視野で、啓介が(視界に)入ったので『いてくれ』と思って、速くて低いボールを蹴った。あと、啓介から『いつもニアに入ってくる』という話があったので、事前にそういう情報もあったなか、ああいうボールを入れることができました」(山本)
日頃のコミュニケーションと技術によって生まれた山本→後藤のホットラインだった。
決勝ゴールを挙げたのは20歳のストライカー、後藤啓介だった。1-1で迎えた80分、右からのクロスを191センチの長身を活かしたヘッドでゴールに叩き込んだが、これは惜しくもオフサイドに。しかし後藤はすぐに気持ちを切り替え、87分にMF山本理仁のクロスを、長いリーチを利したワンタッチシュートで決めて、勝ち越しゴールを記録した。
「U-22日本代表(9月のU-23アジアカップ予選)で2ゴール決めましたし、ヘンク戦、そして今日もゴールネットを揺らせていたので、かならずチャンスがまた来ると思ってました。オフサイドでゴールを取り消されたので、(山本のクロスを受ける前に)オフサイドにならないよう、しっかり駆け引きして相手DFの前に入ることができました。
メヘレンは、僕がアンデルレヒトのトップチームで先発デビュー(2025年1月26日)して、ゴールを決めた相手だったので、『今日は絶対に得点できる』と思ってました。(同日、J2で戦うジュビロ磐田が川合徳孟のゴールで勝利したことを受けて)『アイツが決めたんで、俺も今日は決めれる』と思ってました(笑)」
ジュビロ磐田アカデミーが生んだふたりの傑作が同じ日、ベルギーと日本で躍動した。
アシストした山本は次のように振り返る。
「本当に一瞬の間接視野で、啓介が(視界に)入ったので『いてくれ』と思って、速くて低いボールを蹴った。あと、啓介から『いつもニアに入ってくる』という話があったので、事前にそういう情報もあったなか、ああいうボールを入れることができました」(山本)
日頃のコミュニケーションと技術によって生まれた山本→後藤のホットラインだった。
「私たちは普段、マン・オブ・ザ・プレーヤーを選定しませんが、今日のMOTPは山本理仁です」とSTVVの公式ウエブサイトが発表すると、ベルギーのスポーツサイト「スポルツァ」は後藤のことをMOTPに選んだ。
このふたりはゴールとアシストで逆転弾に絡んだだけではなく、攻守に渡るハードワークでもチームに貢献した。そのハイライトは後半アディショナルタイム。左サイドライン際で後藤が2度、3度と相手に繰り返し激しいチャージを仕掛けて刈り取ったボールが、ひとりの味方を経由してFWアンドレス・フェラーリに渡り、ダメ押しの3点目が決まった。
「(谷口)彰悟さんに日頃から、『日本代表の森保一監督がどういう選手を求めているのか』というのを聞いているので、そのことを意識してます。
『次の代表は呼びたいな』と思われるようにゴールを決め続けないといけないですし、ハードワークし続けないといけない。そういうアピールも含めて、絶対に勝ちたいと思ってましたし、ゴールを決めたいと思ってました。最後、味方も相手も疲れているなか、ああいうハードワークをすれば絶対に見てくれていると思う。そういうところをしっかりピッチで表現できたのは良かった」(後藤)
このふたりはゴールとアシストで逆転弾に絡んだだけではなく、攻守に渡るハードワークでもチームに貢献した。そのハイライトは後半アディショナルタイム。左サイドライン際で後藤が2度、3度と相手に繰り返し激しいチャージを仕掛けて刈り取ったボールが、ひとりの味方を経由してFWアンドレス・フェラーリに渡り、ダメ押しの3点目が決まった。
「(谷口)彰悟さんに日頃から、『日本代表の森保一監督がどういう選手を求めているのか』というのを聞いているので、そのことを意識してます。
『次の代表は呼びたいな』と思われるようにゴールを決め続けないといけないですし、ハードワークし続けないといけない。そういうアピールも含めて、絶対に勝ちたいと思ってましたし、ゴールを決めたいと思ってました。最後、味方も相手も疲れているなか、ああいうハードワークをすれば絶対に見てくれていると思う。そういうところをしっかりピッチで表現できたのは良かった」(後藤)