「二枚でプレスのところをはっきりする」
日本代表は現地9月6日、オークランドでメキシコ代表と対戦し、スコアレスドローに終わった。
“ほぼアウェー”という雰囲気のなかで、試合のベースとなる強度や個のところで、互角以上に渡り合えたことは大きな収穫だったが、そこからいかに勝ち切るかという部分では、明確な課題が出た試合でもあった。
そのなかで1つ興味深いオプションのトライがあった。後半の途中から見せた3バックの2トップ、すなわち3-1-4-2の形だ。
具体的には、81分から町野修斗が前線に加わり、スタメンだった上田綺世と2トップを形成して、町野と一緒に投入された鈴木唯人が、ボランチの佐野海舟と2シャドーに。そして遠藤航がアンカーとして構えるというもの。この理由と効果について、60分からアクシデントの板倉滉に代わり、3バックの右側に入っていた関根大輝に聞いた。
「やっぱり点を取りに行くというのと、自分が入った時に(ロングパスから)背後を取られたシーンがあったと思うんですけど、2トップにすることによって、あそこのボールホルダーに対して、綺世君一枚で、センターバックの二枚を追うのではなくて、二枚でプレスのところをはっきりするという意図がありました」
“ほぼアウェー”という雰囲気のなかで、試合のベースとなる強度や個のところで、互角以上に渡り合えたことは大きな収穫だったが、そこからいかに勝ち切るかという部分では、明確な課題が出た試合でもあった。
そのなかで1つ興味深いオプションのトライがあった。後半の途中から見せた3バックの2トップ、すなわち3-1-4-2の形だ。
具体的には、81分から町野修斗が前線に加わり、スタメンだった上田綺世と2トップを形成して、町野と一緒に投入された鈴木唯人が、ボランチの佐野海舟と2シャドーに。そして遠藤航がアンカーとして構えるというもの。この理由と効果について、60分からアクシデントの板倉滉に代わり、3バックの右側に入っていた関根大輝に聞いた。
「やっぱり点を取りに行くというのと、自分が入った時に(ロングパスから)背後を取られたシーンがあったと思うんですけど、2トップにすることによって、あそこのボールホルダーに対して、綺世君一枚で、センターバックの二枚を追うのではなくて、二枚でプレスのところをはっきりするという意図がありました」
そう語る関根によると、コーチ陣から指示もされていたという。スタートの3-4-2-1では、4-3-3のメキシコに対して、上田が二枚のセンターバックを1人で追うケース、相手のアンカーがセンターバックの間に落ちた時に、そこに上田がプレッシャーをかけて、二枚のセンターバックに2シャドーの久保建英と南野拓実が行ってハメるケースをうまく使い分けていた。
メキシコは32分にキャプテンのエドソン・アルバレスが負傷し、エリック・リラがアンカーに投入されたが、日本のプレッシャーに対して途中から右インサイドハーフのオルベリン・ピネダが落ちて2ボランチ気味になり、日本とのミスマッチを作ってポゼッションを高めてきた。
さらにロングボールを起点とするメキシコに押し込まれる時間帯が増えて、上田が前から1人でプレッシャーをかけることが厳しくなっていたなかで、町野を投入して2トップにすることは理にかなっていたと言える。
3バックの左側を担った瀬古歩夢も「メンバー交代もあったなかで、後半はなかなかプレッシャーに行けていなかった。そこから何回かスルーパスを通されるシーンもあって、あそこにプレッシャーをかけてほしいなと思ってたので。そこはコーチ陣が良いチョイスをしてくれた」と語る。
メキシコは32分にキャプテンのエドソン・アルバレスが負傷し、エリック・リラがアンカーに投入されたが、日本のプレッシャーに対して途中から右インサイドハーフのオルベリン・ピネダが落ちて2ボランチ気味になり、日本とのミスマッチを作ってポゼッションを高めてきた。
さらにロングボールを起点とするメキシコに押し込まれる時間帯が増えて、上田が前から1人でプレッシャーをかけることが厳しくなっていたなかで、町野を投入して2トップにすることは理にかなっていたと言える。
3バックの左側を担った瀬古歩夢も「メンバー交代もあったなかで、後半はなかなかプレッシャーに行けていなかった。そこから何回かスルーパスを通されるシーンもあって、あそこにプレッシャーをかけてほしいなと思ってたので。そこはコーチ陣が良いチョイスをしてくれた」と語る。