「日本代表の試合は2011年のアジアカップから全て見ています」
チアゴ・ボンテンポ――。その名を目にしたことがあるサッカーファンは少なくないのではないだろうか。ブラジル出身でありながら流暢な日本語を操り、日本のサッカーを深く、愛情を持って分析する1985年11月生まれのジャーナリストだ。
今夏に広島で行なわれた、ジーコ氏主宰のチャリティマッチでの出会いをきっかけに、インタビューが実現。初回では、故郷についてや日本に興味を持った経緯などを伺ったなか、今回は日本代表の話題をたっぷりと掘り下げた(第2回/全3回)。
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今夏に広島で行なわれた、ジーコ氏主宰のチャリティマッチでの出会いをきっかけに、インタビューが実現。初回では、故郷についてや日本に興味を持った経緯などを伺ったなか、今回は日本代表の話題をたっぷりと掘り下げた(第2回/全3回)。
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――日本サッカーを見始めたのはいつからですか?
「2010年からです。日本代表の試合は2011年のアジアカップから全て見ています。当初はブラジルからインターネットで見るのはすごく大変だったけど、なんとかあの手この手で。パンデミックの時は、ずっと家の中にいてYouTubeで90年代と2000年代の日本代表の試合もフルマッチで見て、どうやって進化したのか比べることができました。
私の目には、日本代表はいつも次の世代になると少し進化しているように映ります。徐々に徐々にレベルが上がっています。例えば90年代では日本のエースはカズ(三浦知良)でした。ですが、日本のエースでもヨーロッパで活躍できませんでした。そしてナカタ(中田英寿)がヨーロッパで大成功して、他の日本人選手の扉を開けましたね。
2000年代は、日本代表の良い選手がヨーロッパに行けるけど、成功できた選手はまだ少なかったです。でもホンダ(本田圭佑)とカガワ(香川真司)の世代で状況はだいぶ変わりました。ほとんどの日本代表選手がヨーロッパに渡り、そして現在は代表レベルではない選手もヨーロッパに行って、質だけでなく量も高まりましたね。
2000年代の世代が、90年代の『史上最強世代』と言われた世代を超えて、2010年の世代はそれを超えて、そして今の2020年の世代は前の世代を超えるかもしれません」
「2010年からです。日本代表の試合は2011年のアジアカップから全て見ています。当初はブラジルからインターネットで見るのはすごく大変だったけど、なんとかあの手この手で。パンデミックの時は、ずっと家の中にいてYouTubeで90年代と2000年代の日本代表の試合もフルマッチで見て、どうやって進化したのか比べることができました。
私の目には、日本代表はいつも次の世代になると少し進化しているように映ります。徐々に徐々にレベルが上がっています。例えば90年代では日本のエースはカズ(三浦知良)でした。ですが、日本のエースでもヨーロッパで活躍できませんでした。そしてナカタ(中田英寿)がヨーロッパで大成功して、他の日本人選手の扉を開けましたね。
2000年代は、日本代表の良い選手がヨーロッパに行けるけど、成功できた選手はまだ少なかったです。でもホンダ(本田圭佑)とカガワ(香川真司)の世代で状況はだいぶ変わりました。ほとんどの日本代表選手がヨーロッパに渡り、そして現在は代表レベルではない選手もヨーロッパに行って、質だけでなく量も高まりましたね。
2000年代の世代が、90年代の『史上最強世代』と言われた世代を超えて、2010年の世代はそれを超えて、そして今の2020年の世代は前の世代を超えるかもしれません」