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痛恨のPK失敗もPK獲得で福岡戦の勝利に貢献。「動き自体も良かった。そこは継続して代表でも出していけたら」細谷真大が森保Jの熾烈なサバイバルに挑む「アピールしたい」

カテゴリ:日本代表

元川悦子

2025年09月01日

「自覚と責任を持ちながらプレーしたい」

細谷は福岡戦で9試合ぶりに先発。PK獲得など勝利に貢献した。写真:福冨倖希

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 日本代表は9月にアメリカ遠征を実施。現地6日にメキシコ、9日にアメリカと対戦する。北中米ワールドカップの開催国との2連戦。本番を想定した大事なシミュレーションの場であり、選手たちにとっては貴重な経験を得られることになる。

 9月シリーズに臨むメンバーに名を連ねた1人が、パリ世代のエースFWの細谷真大(柏)。リカルド・ロドリゲス監督体制に移行した今季の柏では、ジョーカー的な起用がメインだが、日本代表を率いる森保一監督は、W杯アジア最終予選の6月シリーズと、7月のE-1選手権で招集。その期待に応えるかのように、細谷はインドネシア戦(W杯予選)と中国戦(E-1)でゴールを奪っている。

「森保さんの前でうまくアピールできたのかなと思いますし、選ばれたからにはレイソルの代表、Jリーグの代表としての自覚と責任を持ちながらプレーしたいと思います」と本人も静かな語り口の中に闘志をのぞかせた。

 ロドリゲス監督も、8月31日のアビスパ福岡戦(2-1)で細谷を9試合ぶりにスタメンに抜擢した。E-1での負傷もあって、7月末から休養を取ったのが逆に奏功したのか、8月以降のパフォーマンスは確実に上向いている。

 敵を背負ってボールを収める仕事、動き出しの速さ、背後を取る鋭さ、守備の献身的な姿勢とFWに求められる多彩なタスクをこなしており、22日の浦和レッズ戦(4-2)では値千金の同点弾も叩き出している。福岡戦でも連続ゴールへの期待が高まっていた。
 
 実際、そのチャンスは早い時間に訪れた。18分に小泉佳穂が日本代表DF安藤智哉に引っかけられ、PKをゲット。細谷がペナルティスポットに立ったのだ。「正面に蹴ろうと思ってました」という彼のPKは相手GK小畑裕馬の目の前に飛び、阻止されてしまう。千載一遇の好機を逃した点取り屋は悔しさを滲ませた。

 それでも、めげることなく、細谷は前線で愚直に起点になり続けた。前半は1-1で終了。試合は後半勝負となる。そこで細谷は大きな仕事をやってのけたのだ。

 74分、中川敦瑛からペナルティエリア内の瀬川祐輔に縦パスが渡った瞬間、細谷は巧みな抜け出しを見せ、安藤のファウルを誘い、PKを奪ったのだ。細谷はこれを蹴ろうとしたが、指揮官にノーを出され、最終的には瀬川が決勝点を挙げる形になったのだが、背番号9がチームの勝利と、2位浮上に貢献したのは紛れもない事実と言っていい。

「自分の入りも良かったですし、動き自体も良かったので、そこは継続して代表でも出していけたらいいのかなと思います」と細谷も手応えを感じた様子。“PK失敗からPK奪取”という浮き沈みのある一戦を経て、アメリカへ向かう彼がどこまで代表で爪痕を残せるのか。W杯に向けた本当のサバイバルがいよいよ本格的に始まるのだ。
 
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