痛めている右膝の状態は「ちょっとずつ良くはなっている」。
シャルケの日本代表DF・内田篤人が7月9日、新シーズンに向けて成田空港からドイツへ出発した。
前日8日に古巣・鹿島でのリハビリを打ち上げた内田は、一部の対人練習ができるまで回復。「急にポンとはチームに入れない」と復帰時期は未定だが、痛めている右膝の状態は「ちょっとずつ良くはなっているので、もう少しかなと思います」と快方に向かっていると語った。
15年4月に始まったリハビリ生活は、すでに1年3か月が経過。現在28歳の内田は「年齢的に大事な1年を逃した」と悔しさを滲ませたが、一方で「このまま終われないなという想いも強い」と闘志も燃やしている。日本が誇る右SBの完全復活に期待だ。空港での囲み取材のコメントは以下のとおり。
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――どのような思いでこの1年を過ごしましたか?
難しい怪我なので、時間がかかるのは分かっていましたけど、少し光が見えてきたので。あと少しかなと。
――サッカーと向き合えましたか?
歳も歳なんで。年齢的に大事な1年を逃したなという想いは強いですね。
――リハビリを耐えられた原動力は?
こういう辛い時期に出会う仲間もいましたし、このまま終われないなという想いも強いです。取り戻すイメージはあります。
――結婚が影響している?
あまり影響はないです。あまり一緒に暮らしていないですからね。しっかり働かないとなとは思いますけど。
――チームに戻ってからもリハビリですか?
急にポンとはチームに入れないとは思うので、少しずつ作り上げるのかなと。タイミングを見て、チームに合流すると思っています。
――復帰の目処は?
あと1、2か月と思ってから1年ぐらいかかっているので……。辛かったですね。
――来季はどのようなシーズンに?
怪我なく、ちゃんと終えたいなと。しっかり戦える選手になりたいなと思います。
――来季は宇佐美選手や浅野選手も海外へ出ます。
海外に行った選手全員が成功するわけじゃない。帰ってくる選手もいるし。やりたいところでサッカーができれば、それはその人のためなのかなと思います。簡単ではないですけどね。