われわれはなぜ映画「ペレ~伝説の誕生」に魅せられるのか?

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サッカーダイジェストWeb編集部

2016年07月01日

プレーシーンも当時のブラジルの様子も完全再現! メッセージがダイレクトに伝わってくる。

(C)2015 Dico Filme LLC

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7月8日より全国で公開される、映画「ペレ~伝説の誕生」。事前に行なわれた試写会には、現役サッカー選手をはじめ、監督、解説者、サッカービジネス従事者などたくさんのサッカー関係者が参加した。それぞれから続々と映画への称賛の声が挙がっている。彼らのコメントを元に、映画「ペレ~伝説の誕生」の魅力に迫っていこう。


「どうしても技術的なことに目がいってしまって、サッカー映画は避けてきました。ただこの映画は、冒頭の少年たちが遊ぶシーンからすでに上手で、すぐに入り込むことができました。技術面を観るだけも価値があります」 (吉田麻也選手/サウサンプトン所属)

映画『ペレ 伝説の誕生』応援コメント集
 
 CGなしの俳優たちのプレーを「みんな本当に上手でした。参考になる」と吉田選手が褒めている。サッカー映画と呼ばれるジャンルは、これまで日本、外国の作品問わず多数上映されてきたが、現役のサッカー選手たちを、プレーで納得させる作品はなかったのではないだろうか。スタッフ陣が本気でブラジルを、そしてペレを描きたかったからこそのこだわりである。
 
 外見が似ていて、サッカーと演技両方の才能の持ち主(+英語が話せる)という条件もあり、少年時代(9歳)、青年時代(16~17歳)のペレのキャスティングは、非常に困難な作業となったようだ。ただのサッカー選手ではなく、“天才”を演じきったふたりに拍手を送りたい。他にも、往年の名選手、ガリンシャやジジ、ババらも登場するが、外見だけでなく、プレーまで特徴を捉えていた。そのこだわりはスパイクやユニホームなどの小物からプレースタイルまでに及び、まるで当時の映像を観ているかのようなリアリティがあった。
 
 また、本作はすべてブラジルで撮影が行なわれ、当時のブラジルが置かれていた状況をリアルに、ていねいに描いている。スラム街の様子はもちろん、身分の違いを馬鹿にされたり、貧困から盗みを働いたりするシーンも登場する。

 そして1950年、自国開催のワールドカップで、優勝確実と言われながら敗れた“マラカナンの悲劇”が、ブラジル国民を落胆させ、大きな影を落としていたことも……。貧しくて、自信や希望を失っていたブラジル。エドソン・アランチス・ドゥ・ナシメント――ペレの伝説はそこから始まった。
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