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積み重ねた約500試合。でも栗原勇蔵にとって最も印象的な試合はその中にはない。唖然とさせられたのは2010年「本当にいるんだな」

カテゴリ:Jリーグ

有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

2025年04月23日

「自分を変えるきっかけになった選手」はワシントン

栗原氏はF・マリノスが15年ぶりにJ1を制した2019年に、選手としての別れをサポーターに告げた。(C)SOCCER DIGEST

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 横浜で生まれ、横浜で育ち、そして今も――。栗原勇蔵氏のキャリアは、紛れもなくトリコロール一色だ。

 現在41歳の栗原氏は、中学1年生だった1996年に横浜F・マリノスのアカデミーに加入し、2002年にトップチームに昇格。それ以来CBとして、屈強なフィジカルと闘争心を前面に押し出したプレーを続け、自身15年ぶり3度目のJ1リーグ制覇を果たした2019年にユニホームを脱ぐまで、F・マリノス一筋で446試合に出場した。

 日本代表としても活躍。2006年にイビチャ・オシム監督から初招集を受けた後、主にアルベルト・ザッケローニ監督の下で代表キャリアを築き、20キャップをマークした。

 現役引退後は、F・マリノスのクラブシップ・キャプテンとして、ファン・サポーターにより近い立場で活動を続けていたが、今年からチーム統括本部のスタッフに。5年ぶりに現場に復帰し、自身の経験を還元する日々を送るなか、話を訊いた。

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 積み重ねた446試合。それにアンダー世代も込みで日本代表戦を含めれば、プロサッカー選手としてピッチに立ったのは約500試合となる。ただ――。栗原氏自身が「最も印象に残っている試合」は、その中に含まれていない。

「やはりデビューの時もそうですが…辞める時。メンバー外でしたが、2019年12月のJ1リーグ最終節が1番印象に残っています。(自身の引退と優勝)セレモニーもセットで。優勝して終えられたことを考えると、あの試合は特に印象深いです」

 名だたる猛者と対峙したなかで、最も手強かった相手は…即答だった。東京ヴェルディと浦和レッズでゴールを量産した元ブラジル代表FWだ。

「自分の中ではやはり、ワシントンです。かなりやられました。自分のストロングポイントは、フィジカル的なところでしたが、何をしても、どんな角度で当たっても勝てなくて、『こういう選手が世界にはいるんだ』と感じました。そういう経験をして、恐怖も覚えて、『これでは足りないんだ』と痛感させられ、自分を変えるきっかけになった選手でもあります」

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