大一番の駒澤大高戦では、昨年4強を経験した攻守の柱が活躍。

関東一(東京)/所在地:東京都江戸川区松島2-10-11 創立:1925年 創部:1982年 総体最高成績:ベスト4(2015年) 主なOB:角口大征(水戸)、渋谷飛翔(横浜FC)

インターハイ出場権の懸かった準決勝・駒大高戦で決勝ゴールを挙げた冨山。攻撃陣の柱として存在感を見せつけた。写真:安藤隆人
インターハイ東京都予選準決勝・関東一対駒澤大高。激戦区・東京のなかで、最注目カードとなったこの一戦を制し、全国への切符を掴んだのは、関東一だった。
関東一はこれまで高いチーム力を誇りながらも、2007年にインターハイ初出場を果たして以降は、インターハイ予選、選手権予選ともに何度もギリギリのところで東京都の壁を突き破れなかった。
しかし昨年度、ついにその壁を打ち破り、東京第1代表で8年ぶりのインターハイに出場をすると、大津を下すなど破竹の快進撃を見せてベスト4入り。準決勝で市立船橋に敗れたが、全国レベルの力があることを証明してみせた。選手権予選こそ、ベスト8で堀越に足下をすくわれてしまったが、彼らが全国の舞台で得た経験は非常に大きな財産としてチームに残った。
「真の強いチームは先輩の背中を見て強くなっていく。それが積み重なってこそ本物になる。彼らは地に足をつけてサッカーができるようになったと思う」(小野貴裕監督)
指揮官が語ったように、今年のチームは歴史を作った3年生の思いを引き継いで、持ち前のパスと個人技を融合させたサッカーに加え、最後まで集中力が切れない粘り強いチームになった。
今年のチームの柱となるのが、FW冨山大輔、石島春輔と鈴木友也のCBコンビだ。昨年のベスト4経験者でもある彼らが、攻守においてリーダーシップを発揮。クレバーな石島と闘争心溢れる鈴木のコンビの連係は日に日に良くなっており、都大会準決勝では駒澤大高の強さと速さの前に、強固な壁として君臨した。
ともに空中戦と対人に強く、鋭い寄せとチャレンジ&カバーで相手の攻撃をシャットアウト。そしてこの駒澤大高戦で決勝弾を挙げたのが冨山で、緊迫した展開が続いた63分、中央でボールを持つと相手DF2枚と間合いを空けてから急加速。一気に置き去りにすると、そのまま右足一閃。ゴール左上隅に弾丸ライナーで突き刺した。
主役が相応の活躍を見せて2年連続のインターハイ出場権を得ると、決勝でも成立学園を倒して勢いに乗る東海大高輪台を2-1で退け、盤石の2連覇を達成した。
関東一はこれまで高いチーム力を誇りながらも、2007年にインターハイ初出場を果たして以降は、インターハイ予選、選手権予選ともに何度もギリギリのところで東京都の壁を突き破れなかった。
しかし昨年度、ついにその壁を打ち破り、東京第1代表で8年ぶりのインターハイに出場をすると、大津を下すなど破竹の快進撃を見せてベスト4入り。準決勝で市立船橋に敗れたが、全国レベルの力があることを証明してみせた。選手権予選こそ、ベスト8で堀越に足下をすくわれてしまったが、彼らが全国の舞台で得た経験は非常に大きな財産としてチームに残った。
「真の強いチームは先輩の背中を見て強くなっていく。それが積み重なってこそ本物になる。彼らは地に足をつけてサッカーができるようになったと思う」(小野貴裕監督)
指揮官が語ったように、今年のチームは歴史を作った3年生の思いを引き継いで、持ち前のパスと個人技を融合させたサッカーに加え、最後まで集中力が切れない粘り強いチームになった。
今年のチームの柱となるのが、FW冨山大輔、石島春輔と鈴木友也のCBコンビだ。昨年のベスト4経験者でもある彼らが、攻守においてリーダーシップを発揮。クレバーな石島と闘争心溢れる鈴木のコンビの連係は日に日に良くなっており、都大会準決勝では駒澤大高の強さと速さの前に、強固な壁として君臨した。
ともに空中戦と対人に強く、鋭い寄せとチャレンジ&カバーで相手の攻撃をシャットアウト。そしてこの駒澤大高戦で決勝弾を挙げたのが冨山で、緊迫した展開が続いた63分、中央でボールを持つと相手DF2枚と間合いを空けてから急加速。一気に置き去りにすると、そのまま右足一閃。ゴール左上隅に弾丸ライナーで突き刺した。
主役が相応の活躍を見せて2年連続のインターハイ出場権を得ると、決勝でも成立学園を倒して勢いに乗る東海大高輪台を2-1で退け、盤石の2連覇を達成した。