北中米ワールドカップ・アジア最終予選第７節で、日本はバーレーンと対戦。２－０で快勝し、予選３試合を残してW杯出場を決めた。

　過去に二度、日本代表を率いてW杯を戦った岡田武史氏がチームを激励に訪れた。その様子が、日本サッカー協会の公式YouTubeチャンネル『JFATV』の人気コンテンツ「Team Cam」で公開された。

「本当に素晴らしい予選突破。今までにない、たぶんこれからも、こんな勝ち方ができないと思うような勝ち方をしてくれて、本当おめでとうございます。そして、ありがとう」

　祝福と感謝を伝えた岡田氏は、「ただ、ここから１年ちょっとあるんでね。ものすごく重要な１年ちょっとになると思うんだけど」とし、過去のケースを振り返る。

「今までワールドカップに出た日本代表で、前年の１年が非常に調子が良いチームは、だいたいうまくいっていないんだよね。たとえばザッケローニとかジーコとかと話すと、まさか日本人がこうだとは思わなかった、っていうことが１つ、それはウイニングマインド、勝つための気持ち。

　ウイニングマインドより（チームが）うまくいっているから、戦術だとかに頭がいっていると。ウイニングマインドを、なくしてはいないんだけど、小さくなってしまっていたと。まさかそうなると思わなかったと、ザックもジーコも言っていた」
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　身振り手振りで、歴戦の名将が熱く語る。森保一監督も真剣な表情で聞き入る。

「勝負に勝つために、自分が何をするかってこと。相手ボールの時はボールに行かなきゃいけないし、マイボールの時はゴールに向かわなきゃいけない。いろんな戦術は大事だけど、一番大事なものを忘れないで、日本代表として誇りを持って戦ってください」

　そして「この１年、みんなも切磋琢磨しなきゃいけないと、大変だと思うけど、ぜひ良い大会になるように、優勝を目ざして頑張ってください」とエールを送った。

　この動画のコメント欄には「ほんと有難いお言葉」「めっちゃ良いこと言うなぁ」「深い！刺さる！」「マジでタメになることを言ってくれてる」「言葉の重みが半端ない」「マジでその通り」といった声が寄せられた。

　連綿と続く日本サッカーの歴史を継承し、森保ジャパンが世界一を目ざして歩みを進める。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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