「Jリーグではできない経験です」毎熊晟矢が欧州カップ戦で名手ソン・フンミンを封殺! 日本代表DFが誇示する“1対1の間合い”はもはや達人の域へ【現地発】
カテゴリ:海外日本人
2025年03月07日
日本代表の練習で磨き上げられた“間合い”
ヨーロッパリーグ(EL)のラウンド16、AZ対トッテナムの第1レグは1-0でホームチームが先勝。右サイドバックで先発した毎熊晟矢は、韓国代表FWソン・フンミンとのマッチアップに完勝した。
【画像】9頭身の超絶ボディ! 韓国チア界が誇る“女神”アン・ジヒョンの魅惑ショットを一挙チェック!
一度好クロスを入れられたものの、毎熊はソン・フンミンのシュートをブロックしたかと思えば、インターセプトでカウンターを見事阻止するなど、1対1を優勢に進めた。毎熊が背後からアプローチすることで、ボールを持ったソン・フンミンをじわじわと自陣に後ずさりさせるシーンもあった。
「いいプレーヤーというのは誰が見ても分かると思うんです。集中して入りました。速い選手ですし、彼だけに関わらずどんどん裏を狙ってくる印象があったので、裏をやらせないよう消しつつ、あとは僕が指示を出しながら、サイドハーフの選手がうまくコースを切った。それがうまくいったので、僕もプレスに行きやすかったと思ってます」
右利きの毎熊だが、巧みに左足を使ってほんの一瞬早く、相手ボールを突付いてみたり、ドリブル突破をストップしたりするシーンを、ほぼ毎試合見ることができる。トッテナム戦でもオドベールを少なくとも2回、左足で封じていた。
相手は毎熊の右足の動きを観察しているはず。それでも毎熊は、敵ボールに近い左足で不意打ちを食らわし、かすめ取る。地味だが貴重な毎熊の武器だ。
「このレベルになると、そこがまた紙一重になる。僕が出す足を待っている選手もいると思うし、そこの駆け引きは常にやってます。いちばん大事なのは間合いだと思っているので、自分の間合いでやらないといけないと思ってます」
その“間合い”は、日本代表の練習で磨かれたものだという。
「代表の練習で(三笘)薫とかと対峙したときに、早く行きすぎても裏をやられますし、かといって距離を空けすぎてもやり放題されてしまうので、そこはそういった選手とやれたのが大きいかなと思います」
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一度好クロスを入れられたものの、毎熊はソン・フンミンのシュートをブロックしたかと思えば、インターセプトでカウンターを見事阻止するなど、1対1を優勢に進めた。毎熊が背後からアプローチすることで、ボールを持ったソン・フンミンをじわじわと自陣に後ずさりさせるシーンもあった。
「いいプレーヤーというのは誰が見ても分かると思うんです。集中して入りました。速い選手ですし、彼だけに関わらずどんどん裏を狙ってくる印象があったので、裏をやらせないよう消しつつ、あとは僕が指示を出しながら、サイドハーフの選手がうまくコースを切った。それがうまくいったので、僕もプレスに行きやすかったと思ってます」
右利きの毎熊だが、巧みに左足を使ってほんの一瞬早く、相手ボールを突付いてみたり、ドリブル突破をストップしたりするシーンを、ほぼ毎試合見ることができる。トッテナム戦でもオドベールを少なくとも2回、左足で封じていた。
相手は毎熊の右足の動きを観察しているはず。それでも毎熊は、敵ボールに近い左足で不意打ちを食らわし、かすめ取る。地味だが貴重な毎熊の武器だ。
「このレベルになると、そこがまた紙一重になる。僕が出す足を待っている選手もいると思うし、そこの駆け引きは常にやってます。いちばん大事なのは間合いだと思っているので、自分の間合いでやらないといけないと思ってます」
その“間合い”は、日本代表の練習で磨かれたものだという。
「代表の練習で(三笘)薫とかと対峙したときに、早く行きすぎても裏をやられますし、かといって距離を空けすぎてもやり放題されてしまうので、そこはそういった選手とやれたのが大きいかなと思います」
右サイドを果敢に攻め上がったり、中盤にポジションを取りながらパスワークの循環剤になったり、毎熊はオン・ザ・ボールのプレーでも、トッテナム戦で貢献。故ヨハン・クライフのゴーストライターを務めた著名ジャーナリストも「AZの右サイドバックは今日、とても素晴らしかった」と記者室で唸っていた。
その一言は、毎熊がELの舞台でプレーした11試合で成長したことの証である。昨年10月、ELグループフェーズ第3節の対トッテナム戦で、毎熊は前半にドイツ代表で57試合・24ゴールのティモ・ベルナーを封じたが、後半になると17歳のミッキー・ムーアに完敗した。チームも0-1で惜敗。そんなこともあっただけに、AZにとっても毎熊にとっても、このトッテナム戦には期するものがあった。
「去年、後半からですけれど、あまり良くないプレーだったので、やり返したいという気持ちが強かったです。守備の部分というのはより意識して入りました。Jリーグでできない経験をエールディビジでできてますし、それ以上のものをヨーロッパリーグで経験できてます。ユキ(菅原由勢/前AZ。現サウサンプトン)だけのあれ(力)ではないですけれど(笑)、彼が戦って(AZのEL出場権を)獲ってくれたものでもあるので、ユキにも感謝しつつ戦ってます」
その一言は、毎熊がELの舞台でプレーした11試合で成長したことの証である。昨年10月、ELグループフェーズ第3節の対トッテナム戦で、毎熊は前半にドイツ代表で57試合・24ゴールのティモ・ベルナーを封じたが、後半になると17歳のミッキー・ムーアに完敗した。チームも0-1で惜敗。そんなこともあっただけに、AZにとっても毎熊にとっても、このトッテナム戦には期するものがあった。
「去年、後半からですけれど、あまり良くないプレーだったので、やり返したいという気持ちが強かったです。守備の部分というのはより意識して入りました。Jリーグでできない経験をエールディビジでできてますし、それ以上のものをヨーロッパリーグで経験できてます。ユキ(菅原由勢/前AZ。現サウサンプトン)だけのあれ(力)ではないですけれど(笑)、彼が戦って(AZのEL出場権を)獲ってくれたものでもあるので、ユキにも感謝しつつ戦ってます」