【EURO2016】独自セレクト!! グループステージのBEST11

カテゴリ:国際大会

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2016年06月24日

グループステージのベスト11をセレクト!

(C) SOCCER DIGEST

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【GK】
ヤン・ゾマー(スイス/27歳) 成績:3試合・1失点

 盤石とは言えなかった最終ラインの文字通り最後の砦として奮闘。UEFA選定のマン・オブ・ザ・マッチに輝いたフランス戦以上に圧巻だったのは、初戦のアルバニア戦だ。31分にサディクの近距離シュートを右足一本で弾き出せば、87分にはガシとの1対1を驚異の反射神経で防いだ。決定力不足に喘ぐスイスが史上初の決勝トーナメント進出を果たせたのは、この27歳の守護神が3試合を通じて失点をわずか1(ルーマニア戦のPK)に抑えたからこそだ。


【DF】
ダリヨ・スルナ(クロアチア/34歳) 成績:3試合・0得点

 スピードはやや衰えを感じさせせたが、絶えず上下動を繰り返すハードワーカーぶりはさすが。経験に裏打ちされた気の利いたポジショニングも見事で、内へと絞る傾向のある右サイドアタッカーのブロゾビッチ、ピアツァ(第3戦)を巧みにサポートした。彼らが能力を発揮できた陰には、スルナの献身がある。初戦の後に父を亡くし緊急帰国しながらも、その後の2試合でハイパフォーマンスを続けたメンタリティー、主将としての責任感の強さも特筆に値する。


【DF】
ジェローム・ボアテング(ドイツ/27歳) 成績:3試合・0得点
 バイエルンの同僚レバンドフスキを封殺したポーランド戦をはじめ、グループステージを通じて安定していた守備だけでなく、左右両足で繰り出す高精度のフィードでビルドアップの起点にもなった。ハイライトは、2-0で勝利したウクライナ戦の36分。ゴールライン上でボールを搔きだしたビッグクリアだ。あそこで失点していれば、流れは大きく変わっていたかもしれなかった。


【DF】
ジョルジョ・キエッリーニ(イタリア/31歳) 成績:2試合・0得点
 EURO史上初の2試合連続・被枠内シュートがゼロだったベルギー戦とスウェーデン戦では、ルカク、イブラヒモビッチという相手のエースを封殺。魂のこもった激しいチャージと的確なシュートブロックは、今大会のアッズーリ守備陣を象徴する。休養を与えられたアイルランド戦はチーム全体がドタバタし、ベテランのリーダーシップを含め、その存在価値が改めてクローズアップされた。


【DF】
ジョルディ・アルバ(スペイン/27歳) 成績:3試合・0得点
 4年前のEUROで衝撃の国際デビューを果たした左SBは、抜群の安定感を身につけて大舞台に戻って来た。現代表では攻守の要のひとりとしてチームに君臨する。初戦ではいまひとつかみ合わなかったノリートとの縦のコンビも、トルコ戦ではしっかり改善され、左サイドから多くの決定機を演出。CFの位置まで躊躇なく飛び出していけるのは、判断力に優れているだけでなく、チーム内で絶大な信頼を得ているからこそ。

Photographs by Getty Images
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