「タケは何でもできるわけではない」久保建英が好調だと過剰な依存。ソシエダの“体質”に番記者が苦言「来季の欧州カップ戦出場権を逃せば、流失のリスクが…」【現地発】
カテゴリ:海外日本人
2025年01月26日
「燃料が残っていなかった」
タケ・クボ(久保建英)は何でもできるわけではない。ラ・リーガのビジャレアル戦やコパ・デル・レイのラージョ・バジェカーノ戦など年が明けてから素晴らしいプレーを連発している。レアル・ソシエダに加入以来、最高の瞬間の一つを迎えているといっていい。
問題は、タケが好調の波に乗ると、チームはしばしば過剰な依存体質へと繋がる一種のコンフォミーズム(順応主義)に陥ってしまうことだ。
数字は嘘をつかない。バレンシア戦のスタメンに名を連ねなかったのは、前述の2試合での傑出したパフォーマンスを経て、燃料が残っていなかったからだ。選手は機械ではない。我々と同じ人間なのだ。圧倒的なスピードとスキルで違いを生み出すタケのようなアタッカーならなおさら適度な休息が必要だ。
今シーズン前半戦、その能力に見合った働きを見せたかという点において確かに否定的な声もあるが、タケがソシエダの誇る偉大なスター選手であることは衆目の一致するところだ。
チームメイトにとってもそれは同様で、加入2年目を迎えるアルセン・ザハリャンも、「(ミケル)メリーノ(現アーセナル)と並んで、僕のキャリアにおいてドレッシングルームを共有した中で最高の選手だ」と明言している。
【画像】日本代表を応援する「美女サポーター」を厳選
問題は、タケが好調の波に乗ると、チームはしばしば過剰な依存体質へと繋がる一種のコンフォミーズム(順応主義)に陥ってしまうことだ。
数字は嘘をつかない。バレンシア戦のスタメンに名を連ねなかったのは、前述の2試合での傑出したパフォーマンスを経て、燃料が残っていなかったからだ。選手は機械ではない。我々と同じ人間なのだ。圧倒的なスピードとスキルで違いを生み出すタケのようなアタッカーならなおさら適度な休息が必要だ。
今シーズン前半戦、その能力に見合った働きを見せたかという点において確かに否定的な声もあるが、タケがソシエダの誇る偉大なスター選手であることは衆目の一致するところだ。
チームメイトにとってもそれは同様で、加入2年目を迎えるアルセン・ザハリャンも、「(ミケル)メリーノ(現アーセナル)と並んで、僕のキャリアにおいてドレッシングルームを共有した中で最高の選手だ」と明言している。
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バレンシアイレブンは、タケがベンチに座っている姿を見てさぞ安堵のため息をついたことだろう。実際、試合の流れは61分に一変した。タケが投入されたからだ。
しかし、バレンシアもよく研究していた。しかも対峙したのは、ラ・リーガ最高の左SBの1人であるガヤだった。タケのドリブルはことごとく止められ、後半アディショナルタイムにCKから迎えたチャンスも、ボールにミートしきれず、相手GKママルダシュビリにキャッチされた。
ヨーロッパリーグのローマ戦はその4日後だった。中2日での過密な連戦が続いていた中で得た貴重なプラス1日で、イマノル・アルグアシル監督は敵地での大一番にベストメンバーを並べた。
にもかかわらずソシエダはすぐさまタケへの依存体質を露呈した。マイボールになるたびに、右サイドを探しパスを送り続けた。しかしこの日もまた対峙した左SBが強敵だった。タケのお株を奪うように、持ち前の攻撃力を発揮しヌーノ・タバレスが全3得点に絡む活躍を披露。タケも負けじと、8分と22分に立て続けにルカ・スチッチのシュートをお膳立てしたが、1本目は相手DFのクリアに阻まれ、2本目はポストに嫌われた。
しかし、バレンシアもよく研究していた。しかも対峙したのは、ラ・リーガ最高の左SBの1人であるガヤだった。タケのドリブルはことごとく止められ、後半アディショナルタイムにCKから迎えたチャンスも、ボールにミートしきれず、相手GKママルダシュビリにキャッチされた。
ヨーロッパリーグのローマ戦はその4日後だった。中2日での過密な連戦が続いていた中で得た貴重なプラス1日で、イマノル・アルグアシル監督は敵地での大一番にベストメンバーを並べた。
にもかかわらずソシエダはすぐさまタケへの依存体質を露呈した。マイボールになるたびに、右サイドを探しパスを送り続けた。しかしこの日もまた対峙した左SBが強敵だった。タケのお株を奪うように、持ち前の攻撃力を発揮しヌーノ・タバレスが全3得点に絡む活躍を披露。タケも負けじと、8分と22分に立て続けにルカ・スチッチのシュートをお膳立てしたが、1本目は相手DFのクリアに阻まれ、2本目はポストに嫌われた。