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【玉田圭司×名良橋晃|元日本代表が語り合う高校サッカー】昌平のインハイ優勝につながった“プライドの一戦”。魂の喝は「こういうサッカーに負けるのが一番嫌いだ」(前編)

カテゴリ:高校・ユース・その他

志水麗鑑

2024年09月19日

唐突に「監督やらない?」と言われて

優勝カップを持つ玉田監督(左)と、インタビュアーを担当した解説者の名良橋氏(右)。前者は2006年のドイツ大会と2010年の南アフリカ大会、後者は1998年のフランス大会のワールドカップに出場した元日本代表だ。写真:志水麗鑑

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 ワールドカップにも出場した元日本代表の玉田圭司が、昌平を率いてインターハイ制覇。しかも監督就任からわずか4か月で、チームにとっては初の全国優勝という箔もついて――。

 新指揮官の玉田監督は、いったいどんな指導で昌平を日本一に導いたのか。小さくない興味をしっかりと深掘りするべく、インタビュアーを担当してもらったのは、同じくワールドカップを経験した元日本代表の名良橋晃氏。解説者のなかでも屈指の高校サッカー通で、インターハイも現地取材している、打ってつけの聞き手だろう。

 世界を知るワールドカップ戦士によるスペシャル対談企画、元日本代表が語り合う高校サッカー。前編でお届けするのは、昌平のインターハイ制覇までの軌跡だ。優勝を左右したのは準々決勝の桐光学園戦で、ハーフタイムに玉田監督が選手に放った魂の喝からは、指揮官としての譲れない“プライド”が見えてくる。

――◆――◆――
 
名良橋 まずは、インターハイ優勝おめでとうございます!

玉田 ありがとうございます!

名良橋 インターハイを振り返ってもらう前に、玉田監督が昌平高校の監督に就いた理由を知らない読者もいるかもしれないので、監督就任の経緯を教えてもらえますか?

玉田 去年の冬頃、藤島(崇之)元監督から唐突に「監督やらない?」と言われて(笑)。藤島やコーチの村松(明人/前監督)など習志野高校時代の同級生がスタッフに多くいるなか、僕も去年からスペシャルコーチとして関わらせてもらい、昌平のサッカーと選手の質が面白いと思っていたので、監督をやってみたい気持ちはありましたね。ただ、家庭を考えると即決できなかったから、家族と相談する時間が欲しいと伝えました。結局は家族の了承というか、半ば強引に「やらせてくれ」と言って(笑)。今年3月から監督に就任しました。それだけ、一度は監督を経験してみたかったですし、昌平であれば僕が理想とするサッカーを実現できそうなイメージがありましたね。

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