J１リーグ・１stステージ11節
サンフレッチェ広島 – サガン鳥栖
５月８日（日）／16:00／エディオンスタジアム広島
 
サンフレッチェ広島
1stステージ成績（10節終了時）： ７位　勝点14　４勝２分３敗　15得点・11失点
 
【最新チーム事情】
●浅野がACLで復帰し、早速ゴールを記録。
●ACLのFCソウル戦で森﨑浩司が約８か月ぶりに実戦復帰。
●体調不良だった青山が先発復帰濃厚。「手応えを感じた」と自信を見せる。
 
【担当記者の視点】
　５月４日のACL・FCソウル戦は、すでに敗退が決まっていた広島にとっては、実に大きな意義のある戦いだった。
 
　相手にはACL得点王のアドリアーノをはじめ、ユン・イルロクやキム・チウなど韓国代表経験者や、元フランクフルトのユン・ジュテのように欧州でのプレー経験がある選手、さらにシム・サンミンやパク・ヨンウなどリオ五輪予選の韓国代表レギュラーなど、錚々たるメンバーが揃っていた。
 
　一方の広島は、高橋や大谷、吉野のように、経験が乏しい選手たちが先発。だが、経験値の総和では比較にならない格上のチームを攻守に圧倒し、FCソウルにACL初黒星をつけることに成功した。
 
　当然、現主力メンバーには大きな刺激となる。キャプテンの青山は「特にデビュー戦となった森島のプレーが素晴らしかったし、危機感を感じる。あの試合を見てなにも感じない選手はいないはず」と競争意識の高まりを示した。
 
　一方、“若者代表”の浅野は「シュートを９本外しても、10本目で決めれば勝てる」と勢いを示し、皆川や宮吉らも好調をアピール。一方で森﨑浩もソウル戦で８か月ぶりに実戦復帰と、18人のメンバーに入る競争も熾烈だ。