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メッシになれる没入型テーマパークが完成!東京開催も予定されている『メッシ・エクスペリエンス』の全貌【現地発】

カテゴリ:ワールド

リカルド・セティオン

2024年04月22日

メッシの気分を想像するのではなくメッシを自分自身のものにできる。

メッシになり切れる没入型テーマパークが4月25日にオープンする。(C)Getty Images

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 ペレ、ディエゴ・マラドーナ、フランツ・ベッケンバウアー、ロベルト・バッジョ……。サッカーの世界には多くのレジェンドが存在する。しかし、自身のテーマパークが作られるのは後にも先にもリオネル・メッシだけだろう。
 
 きたる4月25日、マイアミのココナッツ・グローブに、なんとメッシのテーマパーク(期間限定)がオープンするのだ! 名前は『MESSI EXPERIENCE』。最新のデジタル技術を駆使した没入型のパークだ。
 
 モントリオールのマルチメディア・スタジオ『モーメント・ファクトリー』と、マイアミを拠点とし、アリアナ・グランデやシルク・ド・ソレイユなどの興行を開催してきた『プリモ・エンターテインメント』が企画。同社はつい先日、日本でも盛況のうちに終わった『ゴッホ・アライブ』の開発にも協力している。
 
 メッシは、このパークを作るにあたり「僕のキャリアの中での最も重要な瞬間を、来場者が直接肌で感じられるものにしてほしい」と頼んだ。そして、彼らはそれを見事に実現した。
 
 18,500平米の敷地は9つのゾーンに分かれ、故郷アルゼンチンでの子供時代から、カタール・ワールドカップで優勝するまでのメッシの感動を、彼自身になり切って体験できる。いまやファンは、メッシがその瞬間に感じたことを想像するのでなく、自分自身のものにできるのだ。
 
 目玉はなんといっても、360度のプロジェクションマッピングを駆使して、メッシがアルゼンチン時代からバルセロナでスターになるまでの道のりを辿るコーナーだろう。
 
 ロサリオにあるメッシの子供時代の部屋も再現されていて、そこでは来場者が引き出しを開けて、幼いメッシが書いた日記を読むことができるし、電話を取れば「夢を叶えなさい」と励ますメッシの祖母の声を聞くこともできる。
 
 もちろん、ピッチに立つメッシの気分も味わえる。来場者は何万というサポーターに囲まれてカンプ・ノウでレアル・マドリー相手にゴールを決めた瞬間、あるいはアルゼンチン代表としてワールドカップを制覇した瞬間を、メッシのスパイクを履いた気分で体験できる。世界チャンピオンとなってブエノスアイレスでの祝賀パレードのオープントップバスにも乗ることができる。
 
 メッシの技術を体感することも可能だ。ペップ・グアルディオラ率いるバルセロナのティキ・タカをプレーしたり、ターゲットにボールを当てたり……。これらはポイント制になっていて、一定のポイント数まで貯まれば賞品もゲットできる。またメッシと一緒にトレーニングができるエリア、メッシとのバーチャル記念写真が撮影できるエリア、さらにはメッシ自身とチャットができるエリアまであり、メッシ・ファンにとってはまさに最高のテーマパークだろう。
 
 営業は火曜日から日曜日。平日は16歳以上の大人が35.9ドル。週末は同じチケットが49.9ドル。子供は2歳から有料で平日が29.9ドル、週末が38.9ドル。時間指定なく入場したければ、さらに8ドルを追加する必要がある。メッシを愛するのは、なかなか高くつく。
 
 また、さらに40ドルを追加すれば、「スーパーファン・メッシ・ボックス」が手に入る。特典はプレミアムマグネットボックス、サイン入りバックパック、キャプテンマーク、黒とゴールドの "エレガント "なウォーターボトル、ピンバッジだそうだ。
 
 この『メッシ・エクスペリエンス』はマイアミを皮切りに今後、世界150以上の都市で開催が予定されている。ロサンゼルス、バルセロナ、ブエノスアイレス、シドニー、上海、もちろん東京も、その候補の中に入っている。
 
取材・文●リカルド・セティオン
翻訳●利根川晶子
 
【著者プロフィール】
リカルド・セティオン(Ricardo SETYON)/1963年8月29日生まれ、ブラジル・サンパウロ出身。ジャーナリストとし中東戦争やユーゴスラビア紛争などを現地取材した後、社会学としてサッカーを研究。スポーツジャーナリストに転身する。8か国語を操る語学力を駆使し、世界中を飛び回って現場を取材。多数のメディアで活躍する。FIFAの広報担当なども務め、ジーコやカフー、ドゥンガなどとの親交も厚い。現在はスポーツ運営学、心理学の教授として大学で教鞭も執っている。
 
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