ナイジェリアが生んだ天才オコチャの甥っ子。
監督界では随一の若手鑑定眼を有するアーセン・ヴェンゲルをして、「インパクトに驚いている」と言わしめたアレックス・イウォビ。トップチームに定着して1年目の19歳は、アーセナルのパフォーマンスについてメディアが「今シーズン後半戦で最高」と評した4月2日のワトフォード戦(4-0)で、特大の存在感を示した。
ソーシャルメディア上で飛び交ったファンの言葉を借りれば、2列目で両翼を担ったアレクシス・サンチェスとの「見事な共演」。サンチェスの折り返しを決めたゴールが、リーグ戦初先発を飾った前節のエバートン戦(2-0)から2試合連続なら、国内各紙によるマン・オブ・ザ・マッチ選出も2試合連続だ。
サンチェスの先制点をお膳立てした絶妙のクロスは、小学校低学年からアーセナルで育成されたイウォビ当人にすれば、当然の技術なのだろう。祖国ナイジェリアが生んだ稀代のテクニシャン、ジェイ=ジェイ・オコチャの甥っ子は、アフリカ系の高い身体能力も備えている。だが、もっとも目を見張るのは若さに似合わぬ判断の良さだ。
ワトフォード戦の前半に相手GKを強襲したシュートは、カウンターでドリブルを仕掛けても闇雲には狙わず、一旦ダニー・ウェルベックに預けたボールを、より相手ゴールに近い位置で受け取ってから撃ったもの。後半に惜しくもバーを叩いた1本も、スルーパスに反応してペナルティーエリア内に侵入したからも焦らずに、サンチェスが囮となってDFを引きつけた隙を窺って放っている。
ソーシャルメディア上で飛び交ったファンの言葉を借りれば、2列目で両翼を担ったアレクシス・サンチェスとの「見事な共演」。サンチェスの折り返しを決めたゴールが、リーグ戦初先発を飾った前節のエバートン戦(2-0)から2試合連続なら、国内各紙によるマン・オブ・ザ・マッチ選出も2試合連続だ。
サンチェスの先制点をお膳立てした絶妙のクロスは、小学校低学年からアーセナルで育成されたイウォビ当人にすれば、当然の技術なのだろう。祖国ナイジェリアが生んだ稀代のテクニシャン、ジェイ=ジェイ・オコチャの甥っ子は、アフリカ系の高い身体能力も備えている。だが、もっとも目を見張るのは若さに似合わぬ判断の良さだ。
ワトフォード戦の前半に相手GKを強襲したシュートは、カウンターでドリブルを仕掛けても闇雲には狙わず、一旦ダニー・ウェルベックに預けたボールを、より相手ゴールに近い位置で受け取ってから撃ったもの。後半に惜しくもバーを叩いた1本も、スルーパスに反応してペナルティーエリア内に侵入したからも焦らずに、サンチェスが囮となってDFを引きつけた隙を窺って放っている。