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「悔しい。小さなところが失点に繋がる」初先発も3失点関与の長谷部誠が語った“感覚のズレ”。それでも指揮官は拍手を送った「静かなリーダーが必要だった」【現地発コラム】

カテゴリ:海外日本人

中野吉之伴

2024年02月29日

「3回リードして、追いつかれてのドローなので非常にもったいない」

フライブルク戦で今シーズン初めてフル出場した長谷部。(C)Getty Images

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 フランクフルトの長谷部誠がブンデスリーガ22節のフライブルク戦で今季初スタメンを飾り、フル出場を果たした。

 ドイツ代表の経験があるCBロビン・コッホが5枚目のイエローカードで出場停止を受けての出場ではある。だが、それまでコッホが負傷欠場した時にクラウス・トップメラー監督が代役に指名したのは長谷部ではなく、クロアチア人フルボイエ・スモルチッチだった。

 トップメラーは試合後の記者会見で長谷部起用の意図について、「マコトに関しては、彼が持つ優れたパーソナリティ、ピッチ上での安定感が必要だと思った。“静かなリーダー”として、ピッチに彼のような選手を置くというのがアイデアだった」と明かしている。

 堂安律がプレーするフライブルクに対して3度リードを奪いながら、その都度追いつかれて3-3の引き分け。久しぶりの出場を長谷部自身はどのように見たのだろうか。

「結果としては、やはり3回リードして追いつかれてのドローなので、非常にもったいない。試合運びも含めてもう少しいいゲームができたかなと思うんですけど、正直に言ったら、失点以外でアウェーで非常にいいゲームができていたというか、いい戦術でやれていたと思う」(長谷部)
 
 フランクフルトは直近5試合で勝ちなし。不用意なミスで失点を繰り返していたこともあり、トップメラー監督としては長谷部のクオリティの高いゲームコントロール能力と冷静で適切なポジショニングでチームに落ち着きと安定をもたらしたいという狙いがあったのだろう。

 長谷部自身が述懐するように、失点以外のシーンでは上々のプレーを見せていた。ラインコントロールは巧みで、味方との距離感も悪くない。

 38分、フライブルク攻撃時のこぼれ球を拾ったシーンでは唸らされた。ボールを持つ長谷部に対して複数の選手がプレスにきている状況で、何一つ慌てることなくスムーズで的確な切り返し。合気道のように相手のアタックを外し、味方に時間を作り出した。トップメラーも拍手を送る。
 
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