【今日の誕生日】3月23日/記録と記憶に残る偉大なる助っ人――マルキーニョス(元鹿島 etc.)

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェストWeb編集部

2016年03月23日

Jリーグで7つのクラブを渡り歩き、15シーズンを過ごした。

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数々のクラブを渡り歩くキャリアは、まさに“助っ人”のそれだった。写真下は神戸での(つまりJでの)ラストシーズン。「神戸がいっそう進化できることを願っている」というメッセージを残して帰国した。 (C) Getty Images

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◇マルキーニョス:1976年3月23日生まれ ブラジル・リオブリリャンテ出身
 
 Jリーグとの邂逅は2001年。苦しんでいた東京ヴェルディの助っ人として加入したのが始まりだった。
 
 持ち前の得点力を発揮して(14試合出場8得点)チームのJ1残留に貢献した彼は、2年後には横浜F・マリノスのユニホームを身に纏うこととなった。マルキーニョの、Jリーグ流浪のキャリアが、ここから始まった。
 
 横浜ではリーグ優勝に貢献したが、翌年にはジェフユナイテッド千葉に加入。秋にアキレス腱断裂という重傷を負うまでに、出場14試合で12得点という高い得点率を誇った。
 
 ここでいったん日本滞在は終わりを迎えるも、翌年の夏には、再び彼の姿は日本にあった。清水エスパルスで2シーズンを過ごし、ここでも貴重なゴールを量産して1年目は不振のチームを救い、2年目は上位進出(4位)の原動力となった。
 
 そして07年、日本での5つの目のクラブ、鹿島アントラーズに移籍。ここでは09年までリーグ3連覇を飾った他、初年度には天皇杯も勝ち取るなど、栄光に満ちた時を過ごすことができた。
 
彼自身、加入2年目、日本での8年目となる08年、21ゴールを挙げてリーグ得点王に輝いた他、年間MVPも受賞。名実ともに、Jリーグのナンバーワン外国人選手となった。
 
 鹿島には10年まで在籍し、翌年にはベガルタ仙台に新天地を求める。しかし、3月11日の大震災による精神的ダメージに耐えられず、4月に退団、そして帰国。10年ぶりに母国ブラジルでプレーした(アトレチコ・ミネイロに在籍)。
 
 しかし、マルキーニョスとJリーグの縁は切れることなく、12年に彼はJリーグに戻って来た。03年以来の2度目の加入を果たした横浜では2シーズンでいずれも2桁ゴールを記録。14年からは2シーズン、ヴィッセル神戸でプレーした。
 
 彼にとってJリーグでの最後のクラブとなった神戸では、2シーズン目の夏にネルシーニョ監督と衝突し、これによって以降は出番を失い、シーズン終了を待たずして日本を離れるという、やや後味の悪いラストを飾ることとなった。
 
 とはいえ、7クラブで過ごした15シーズンのあいだで、マルキーニョスは偉大な記録を樹立することとなった。
 
 333試合出場――。この数字は、J1(トップリーグ)通算では歴代53番目の数値(1位は楢崎正剛の608試合)だが、外国人選手に限ってはトップ。結果を出すことで新たなチャンスを得、1年1年の積み重ねを続けていった結果、39歳で大記録を生み出した。
 
 そして、彼がこれほど多くの試合に出られたのは、常に仕事(=点を取ること)を果たして信頼を得てきたからに他ならない。その結果、残された数字は152点――。これは全体でも4位(1位は大久保嘉人&佐藤寿人の158点)という好順位であり、もちろん外国人選手では1位だ。
 
 ちなみに、ここで他の外国人選手における2位以下を見ると、出場数ではガンバ大阪や神戸などで13シーズンを過ごしたシジクレイが289試合でマルキーニョスに続く。ちなみに彼は他に、旧JFL時代のモンテディオ山形やJ2時代の大分トリニータで計84試合に出場している。
 
 3位は、90年代にヴェルディ川崎、鹿島で数々のタイトル奪取に貢献した元ブラジル代表のビスマルク(283試合)。彼もマルキーニョス同様、最後は神戸でキャリアの終焉を迎えている。
 
 得点では、2位に名古屋グランパス、大分などで10シーズンにわたって得点を量産したウェズレイ(124点)で、全体では7位。これに続くジュニーニョ(全体で8位)は、川崎フロンターレ、鹿島での9シーズンで116点を挙げたが、さらに川崎でのJ2時代に2シーズンで65点を奪っている。
 
 ここまで多くの外国人助っ人が到来したJリーグ。世界レベルで輝かしい実績を誇るスーパースターもいたなかで、歴代トップの地位を保持するマルキーニョスは偉大だ。記録を残すことで、彼はファンの記憶に深くその存在を焼き付けた。
 
※データは2016年3月20日現在

CB、ボランチとして高レベルのプレーを披露したシジクレイ。どんな監督からも重宝される選手だった。 (C) Getty Images

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J1、J2で得点王に輝いたジュニーニョ。日本への帰化も真剣に検討したというエピソードも残っている。 (C) Getty Images

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