ウィルシェアにすべてを託すのはあまりにリスクが高い。
来るドイツ戦(3月26日)とオランダ戦(3月29日)の主題は、ずばり“最終オーディション”。EURO2016予選を全勝通過したイングランドは、すでに登録メンバーの大方が固まっていても良さそうだが、ロイ・ホジソン監督は多くのポジションで人選に悩んでいる。
もっとも頭の痛い箇所は、中盤センターだ。予選途中から基本システムに落ち着いた4-3-3の中盤は逆三角形。アンカーの最適解は、指揮官が「復帰すれば即歓迎」とまで言うジャック・ウィルシェア(アーセナル)なのだろう。ただ、この4月には実戦復帰が叶う見込みとはいえ、このレフティーは昨年6月から故障離脱中なのだ。怪我がちなウィルシェアにすべて託すのは、あまりにリスクが高すぎる。
そこで注目を浴びるのが、本大会に向けた“ラストチャンス”で初招集を受けたダニー・ドリンクウォーターだ。所属するレスターではパス能力が目を引くシーンが多いものの、やはりパスレンジが広いジョンジョ・シェルビー(ニューカッスル)が呼ばれていない今回の2試合では、ポゼッションに長けた強豪国を相手にボール奪取力をアピールする必要があるだろう。
同じく中盤センターでは、今夏で35歳になるマイケル・キャリック(マンチェスター・U)は、今回の招集漏れが「世代交代通告」とも受け取れる。ボランチはマルチロールでホジソンの評価が高いジェームズ・ミルナー(リバプール)の“守備範囲”でもあり、トッテナムでコンバートが成功したエリック・ダイアーはCBとSBを含めた有用なバックアッパーとなりうるからだ。
また、予選で主軸を張ったルーク・ショー(マンチェスター・U)が故障で本大会に間に合わないかもしれない左SBでは、ライアン・バートランド(サウサンプトン)とまだ未キャップのダニー・ローズ(トッテナム)が、“最終テスト”を受けることになる。
もっとも頭の痛い箇所は、中盤センターだ。予選途中から基本システムに落ち着いた4-3-3の中盤は逆三角形。アンカーの最適解は、指揮官が「復帰すれば即歓迎」とまで言うジャック・ウィルシェア(アーセナル)なのだろう。ただ、この4月には実戦復帰が叶う見込みとはいえ、このレフティーは昨年6月から故障離脱中なのだ。怪我がちなウィルシェアにすべて託すのは、あまりにリスクが高すぎる。
そこで注目を浴びるのが、本大会に向けた“ラストチャンス”で初招集を受けたダニー・ドリンクウォーターだ。所属するレスターではパス能力が目を引くシーンが多いものの、やはりパスレンジが広いジョンジョ・シェルビー(ニューカッスル)が呼ばれていない今回の2試合では、ポゼッションに長けた強豪国を相手にボール奪取力をアピールする必要があるだろう。
同じく中盤センターでは、今夏で35歳になるマイケル・キャリック(マンチェスター・U)は、今回の招集漏れが「世代交代通告」とも受け取れる。ボランチはマルチロールでホジソンの評価が高いジェームズ・ミルナー(リバプール)の“守備範囲”でもあり、トッテナムでコンバートが成功したエリック・ダイアーはCBとSBを含めた有用なバックアッパーとなりうるからだ。
また、予選で主軸を張ったルーク・ショー(マンチェスター・U)が故障で本大会に間に合わないかもしれない左SBでは、ライアン・バートランド(サウサンプトン)とまだ未キャップのダニー・ローズ(トッテナム)が、“最終テスト”を受けることになる。