【マンチェスター・シティ｜チーム＆監督 採点＆寸評】
チーム　4.5
序盤にボールを回すことができた以外は、90分を通して良い部分が出なかった。まるで特徴もないパフォーマンスは、今シーズンのシティを象徴する内容だ。ユナイテッドの作戦が完璧にハマったのに対して、シティはCL出場権を左右するダービーマッチにも関わらず、気持ちすら見られない残念な試合だった。
 
監督　マヌエル・ペレグリーニ　　4
失点は戦術的ミスが招いたもの。ユナイテッドの中盤センター３枚に対して、シティの守備的MF２枚は数的不利になって間延びしていたが、対策を講じずにキラ―パスを入れられ続けて失点に繋がった。アイデアに乏しいうえ、ベンチワークも遅く、改めて限界を感じさせた。
 
【マンチェスター・シティ｜選手採点・寸評】
GK
１ ジョー・ハート　5.5（50分OUT）
DFのミスとはいえ、失点シーンは安易にゴールを許してしまった印象。ポジショニングの甘さはいまだ大きな課題で、真のワールドクラスになりきれない欠点を露呈した。
 
DF
３ バカリ・サーニャ　５
守備陣が落ち着かない前半は、安定感が売りのサーニャにも影響。23分には不用意にボールを失いかけるなど、何度か危ういプレーが見られた。
 
20 エリアキム・マンガラ　5.5
スピード豊かなユナイテッドのFW陣に唯一対抗できる存在だったが、判断力が悪く簡単に裏を取られる場面が散見した。
 
22 ガエル・クリシ　5.5
攻守に目立った活躍はできずに、唯一の評価できるのは11分の前線へのフィードくらい。攻撃的に振る舞った後半もクロスやパスの精度が低かった。
 
26 マルティン・デミチェリス　４
敵の攻撃陣のスピードを怖がってか、仕掛けのタイミングを何度も誤る。対人の弱さも顕著で、失点の場面をはじめミスのオンパレード。加えてハートの怪我は、デミチェリスの低レベルなパスミスから生まれた。
 
※採点は10点満点で「６」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。