［アジアカップ 準々決勝］日本 １－２ イラン／２月３日／エデュケーション・シティ・スタジアム

「後半、相手の勢いに対して、なかなかゲームをコントロールできなくて、落ち着かせることもできませんでした」

　大会を通じて躍進を遂げた右SBは、痛恨の敗戦をこう振り返った。

　日本代表は、アジアカップの準々決勝でイラン代表と対戦。28分に守田英正のゴールで先制したが、55分と90＋６分に失点して逆転負けを喫した。

　グループステージ第３節のインドネシア戦（３－１）から３試合連続でスタメン出場したDF毎熊晟矢は、こう反省した。

「もっと落ち着かせられたら良かったですし、個人としても空中戦の１対１の部分で負けないところが、まだまだ足りなかったです」
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　空中戦では、相手のエースであるサルダル・アズムンをボックス内で封じたシーンもあった。ただ、後半アディショナルタイムに、モハマド・モヘビとの競り合いでは勝ち切れず。このこぼれ球が、相手にPKを献上する板倉滉のファウルに繋がってしまった。

「負けたのは、あのシーンだけではなかったですし、最後もあれで失点に繋がってしまった。先に身体を当てるとか、試合中も考えながらやっていましたけど、ファウルになったシーンもありました。その上手さというか、自分より高い選手に勝つ駆け引きは、もっともっとやっていかないといけないです」

　チームはアジアの頂点を掴めなかったが、個人としては大いに存在感を示した。開幕当初は控えだったが、インドネシア戦で初先発すると、積極的な攻撃と献身的な守備で活躍。ラウンド16のバーレーン戦（３－１）では、ファン・サポーターが選ぶPlayer of the Matchに選出された。

「この大会で、自分が出した部分は、今後の自信にもしていきたいです」と語る毎熊は、「（イラン戦は）いろんな部分で成長しなきゃいけないと思わせられる試合でした。人生で一番悔しい試合というぐらい、悔しかった。これを無駄にしないように、やっていきたいです」と前を向いた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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