韓国代表のユルゲン・クリンスマン監督が、現地時間２月２日に行なわれるアジアカップ準々決勝、オーストラリア戦を前に会見に出席した。同国メディア『Xsports』が伝えている。

　ソン・フンミン（トッテナム）、キム・ミンジェ（バイエルン）、イ・ガンイン（パリ・サンジェルマン）らアジア屈指のタレントを揃える韓国は、１月30日にサウジアラビアとラウンド16で対戦。１－１でPK戦までもつれ込んだ末に、大接戦を制した。一方、オーストラリアは28日にインドネシアと相まみえ、４－０で大勝を収めた。

　自分たちは中２日で、オーストラリアは中４日。しかも試合の強度も大きく異なるなかで、報道陣から「韓国は休養日が２日少ない。それにオーストラリアのメディアは、韓国に勝てる要因の１つとしてクリンスマンを挙げた」と話題が振られると、元ドイツ代表の59歳はこう語った。

「もう休養日には触れたくない。とにかく、日程は決まっていて、目標のために試合をしなければならない。休みの短い試合が多いチームなので、選手たちは間違いなく準備ができている。それがこの大会の魅力でもある。苦しい辛い場面もあるが、それを乗り越えてこその目標、夢だ。自分たちができることに注意を払い、引き続きしっかりと準備をしたい。他に何かあれば言ってくれ。どんな挑発でも構わないよ」
【PHOTO】日本代表のバーレーン戦出場16選手＆監督の採点・寸評。最高点は右サイドの２人。“持っている”10番をMOMに選出

　また、「サッカーを愛する国の監督としてどれくらいのプレッシャーを感じている？」という問いには、「名誉なので、プレッシャーやストレスはあまりない」「とても名誉で誇り高いポジションだ。優れた選手たちとチームを組めるなんて素晴らしい」と回答。そのうえで、最高のチームでアジアの頂点に立つ覚悟を改めて示した。

「残りの試合は紙一重の差になるし、準々決勝に進んだチームに弱いチームはない。我々もオーストラリアも非常に良いチームだし、どのチームも優勝する可能性がある。トロフィーの獲得によって私たちの努力が報われ、幸福感を味わえるといいね。目標は良い結果で大会を終えることだ」

　紙一重の戦いを制し、４強に駒を進めるのは一体どちらか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【記事】久保は「MVP」、堂安は「スーパー」と称賛。なぜ毎熊晟矢は際立つ活躍を見せられるのか。代表右SBの一番手に邁進中【アジア杯】

【記事】森保監督に「遅刻は２度目」と指摘した韓国人記者が明かす“質問の真意”「日本は時間に正確な国と...」【アジア杯】

【記事】「E組の調子は異常！あとはバーレーンだけ」韓国誌が“自分たちに続け”の大号令！「日本は優勝候補だが可能性十分」【アジア杯】