【ACL】浦和が興梠慎三の鮮烈ゴールで、アジア王者の広州恒大に劇的ドロー!

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェスト編集部

2016年03月16日

総勝点4で浦項と並び2位タイに。次戦は4月5日、ホームで再び広州恒大戦。

広州恒大2(2-0、0-2)2浦和 得点者:広=グラル(6分、14分) 浦和=武藤(30分)、興梠(89分)

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先制点を決めた武藤。ゴール前での動きには常に鋭さがあった。写真:ゲッティイメージ

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 浦和がACLグループステージ3節、アウェーで広州恒大と対戦し、2-2で引き分けた。
 グループHの別カードは、シドニーが1-0で浦項に勝利。これで浦和は浦項と総勝点4で並び2位タイに。順位は当該試合の結果が得失点差より優先されるため、浦項が2位、浦和が3位となっている。浦和は次戦、4月5日にホームで再び広州恒大と対戦する。

 試合開始早々、CKから微妙な判定でズラタンが相手を倒したとして、PKを与えてしまう。これを元ブラジル代表のリカルド・グラルに決められ先制点を献上。さらに14分、約55億円(4200万ユーロ)で今季アトレティコ・マドリーから広州恒大に加入したジャクソン・マルティネスの個人技で崩されたあと、再びリカルド・グラルにシュートを突き刺され、0-2とされる。

 しかし、その後、浦和はシャドーの柏木と武藤にボールが収まり出して、主導権を握る時間帯が増える。すると30分、柏木のCKからGKゾン・チョンのパンチングミスを誘発し、ゴール前に詰めていた武藤がしっかり押し込み1点差とする。

 後半途中、浦和は興梠と李を同時投入。シャドーで先発していた柏木がボランチに入るなど攻撃的な布陣にして、1点を奪いに行く。66分、森脇のアーリークロスに興梠がフリーでヘディングシュートを放ったが、ゴールの枠を捉え切れない。

 アウェーチームは最後の交代カードを切り、駒井をピッチに送り出す。より前掛かりになって迎えた89分、槙野のオーバーラップからのクロスをズラタンがポストプレーから落とす。すると「ズラタンがいいボールを出してくれた」と興梠が狙い澄ましたシュートを突き刺し、土壇場で2-2の同点に追い付いてみせた。

 グループHは、首位のシドニー(総勝点6)から最下位の広州(総勝点2)まで勝点4差にひしめく大混戦となっている。
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