「やっぱり、追いつくな」という判断が、先制点を生むきっかけに。
福岡とのホームゲーム、浦和の全得点を叩き出したのは1トップの興梠だった。引いてもらわず、裏を狙う動きを続けていたからこその2ゴールだった。
【J1 PHOTOハイライト】1stステージ・3節 浦和 2-0 福岡
「開幕戦では結構引いてもらっていて、監督にもあまり引くなと言われた。ハリルさんにもあれはダメだと言われたので、今日はシャドーだろうがトップだろうが、どっちを任されても裏を狙って行こうと思った。福岡は引いてくると思っていたけど、それなりにスペースはあって。裏への抜け出しが改めて重要だと感じました。やっぱり足もとだけじゃ崩せないと思った」
1点目は18分。森脇のサイドチェンジから左ウイングバックの関根が折り返したボールを、右足で巧みに流し込んだ。
「森脇のサイドチェンジがタッチラインを割るんじゃないかと、おそらくみんながそう思っていた。俺たちも足が止まったし、相手DFも止まった。でも、『あれ、やっぱり追いつくな』と思って動き直したら、そこにボールが来た。準備って重要ですよね」
2点目は李が囮役になってくれたおかげで、フリーで叩き込んだ。
「ニアサイドでチュン(李)が潰れてくれて。ああいう潰れ役は大事。半分はチュンの得点です」
2ゴールを決めてこの日の主役になった興梠は「今日は楽しかった」と素直に言った。
「(柏木)陽介と阿部ちゃんが結構前目にいて、上がってきてくれたから簡単に預けられるところは預けられた。みんなとの距離が近いとこういうサッカーができるんだなと改めて思いましたね。こういう試合を続けていきたい」
強調していたのは、味方との距離感だ。
「やっぱりボランチがどっちも引いちゃうと上手くいかない。今日の試合で分かったと思います。ボランチは真ん中に構えていたほうがいいってことが。ボランチのふたりは変な取られ方もしていなかったし、あそこからゲームを組み立てられていた」
興梠は試合前から1トップでやりたい気持ちがあったそうだ。どうにか福岡戦で結果を出して、監督にアピールしないといけない。そういう危機感がある時は「良い感じで力が発揮できる」。
自分の持ち場は、あくまで1トップ。興梠の言葉からはそんな熱い想いが伝わってきた。
取材・文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)
【J1 PHOTOハイライト】1stステージ・3節 浦和 2-0 福岡
「開幕戦では結構引いてもらっていて、監督にもあまり引くなと言われた。ハリルさんにもあれはダメだと言われたので、今日はシャドーだろうがトップだろうが、どっちを任されても裏を狙って行こうと思った。福岡は引いてくると思っていたけど、それなりにスペースはあって。裏への抜け出しが改めて重要だと感じました。やっぱり足もとだけじゃ崩せないと思った」
1点目は18分。森脇のサイドチェンジから左ウイングバックの関根が折り返したボールを、右足で巧みに流し込んだ。
「森脇のサイドチェンジがタッチラインを割るんじゃないかと、おそらくみんながそう思っていた。俺たちも足が止まったし、相手DFも止まった。でも、『あれ、やっぱり追いつくな』と思って動き直したら、そこにボールが来た。準備って重要ですよね」
2点目は李が囮役になってくれたおかげで、フリーで叩き込んだ。
「ニアサイドでチュン(李)が潰れてくれて。ああいう潰れ役は大事。半分はチュンの得点です」
2ゴールを決めてこの日の主役になった興梠は「今日は楽しかった」と素直に言った。
「(柏木)陽介と阿部ちゃんが結構前目にいて、上がってきてくれたから簡単に預けられるところは預けられた。みんなとの距離が近いとこういうサッカーができるんだなと改めて思いましたね。こういう試合を続けていきたい」
強調していたのは、味方との距離感だ。
「やっぱりボランチがどっちも引いちゃうと上手くいかない。今日の試合で分かったと思います。ボランチは真ん中に構えていたほうがいいってことが。ボランチのふたりは変な取られ方もしていなかったし、あそこからゲームを組み立てられていた」
興梠は試合前から1トップでやりたい気持ちがあったそうだ。どうにか福岡戦で結果を出して、監督にアピールしないといけない。そういう危機感がある時は「良い感じで力が発揮できる」。
自分の持ち場は、あくまで1トップ。興梠の言葉からはそんな熱い想いが伝わってきた。
取材・文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)