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U-23日本代表の大岩剛監督が抱えるチーム作りの“苦悩”。五輪世代特有、選手選考の難しさ「誰を呼べるかは最後の最後まで分からない」

カテゴリ:日本代表

松尾祐希

2024年01月16日

アジア最終予選の選手招集は不透明

U-23日本代表を率いる大岩監督。パリ五輪開幕まで約半年となった。写真:田中研治(サッカーダイジェスト写真部)

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 今年7月24日に幕を開けるパリ五輪まで約半年。アジア最終予選を兼ねたU-23アジアカップは4月15日から行なわれ、上位3以内に入れば出場権を獲得でき、4位になった場合はアフリカ4位のギニアとのプレーオフを戦って勝利を掴まなければならない。

 オリンピックイヤーを迎えたなか、どのようにチームを作っていくのか。最終予選までに残された活動機会は、3月中旬のインターナショナルマッチウィークのみ。同月22日にマリ(サンガスタジアム by KYOCERA)、同月25日に北九州スタジアムでウクライナと親善試合を行なうことが決まっているが、準備期間がほとんどないのは間違いない。

 選手選考にも五輪世代特有の難しさがあり、アジア最終予選の時期はインターナショナルマッチウィークの期間外とあって、選手の招集は不透明。国内組には協力を仰げそうだが、海外組はチーム事情次第で招集できない可能性は大いにある。ただ、そこは大岩剛監督も織り込み済みで、多くの選手を手もとに呼んで不測の事態に対応できるように動いてきた。
 
 昨年9月下旬から実施されたアジア競技大会では、Jリーグで出場機会を得ていない選手と大学生を中心に構成し、決勝に進出。最後は、オーバーエイジの選手を3名組み込んだベストメンバーに近い韓国に1−2で敗れたものの、FW内野航太郎(筑波大)、DF山﨑大地(広島)、GK藤田和輝(千葉)らが同大会で活躍した。

「ポジション争いに勝つ。それが大前提。ポジションは与えられるモノじゃないという話は毎回のように話をしている」と指揮官が口にした通り、彼らはアジア大会翌月の活動で代表入りを果たし、藤田がいきなり先発出場を果たすなど、選手層の拡充は着実に進んだ。

 一方で、今冬に新潟でプレーしていたMF三戸舜介がオランダ1部リーグのスパルタに移籍するなど、海外組の選手が少なからず増えている。

 A代表のアジアカップには、FW細谷真大(柏)、GK鈴木彩艶(シント=トロイデン)、GK野澤大志ブランドン(FC東京)が招集されており、同じ年に2度、大陸王者を決める大会に出場できるかという不安も抱える。

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