チャレンジし続け、風穴を開ける
インカレ2回戦、東北王者の仙台大は苦しみながらも、追いすがる広島大を延長戦の末に3-1で振り切って、準々決勝進出を決めた。
ボールを保持しながらも、16分に先制を許し、なかなか追いつけないという苦しい展開となったが、停滞しかけていたチームにおいて一つの光を作り出していたのが、右ウイングバックの得能草生のドリブル突破だった。
立ち上がりから右サイドでボールを持つと、広島大はサイドハーフとサイドバックの2枚がかりで止めに入る。だが得能はお構いなしに鋭い縦への仕掛けで何度も突破し、クロスを送り込んだ。
26分にはタイミングを外してから一気に縦に突破し、ニアへライナーのクロス。これにFW佐々木翔が飛び込むが、シュートは枠の外。右サイドを完全に制圧できたことで、仙台大はこのままのリズムで攻撃を続ければ、いつかは崩せるという確信を持って試合を運ぶことができた。
実際に67分には左サイドのパスワークから、右でフリーになっていた得能へサイドチェンジが届くと、得能はクロスではなくシュートを選択。広島大の虚を突く一撃は、DFに当たってからバーを叩いた。そのこぼれ球に反応したMF玉城大志が頭で繋ぎ、最後は佐々木が押し込んで同点に。
後半アディショナルタイムにも敵DF2人の間を打ち抜いてチャンスを作り出した得能は、タイスコアで突入した延長戦でも突破の手を一切緩めなかった。結果、チームは98分と105+1分にCKからゴールを奪って逆転勝利を収めた。
ボールを保持しながらも、16分に先制を許し、なかなか追いつけないという苦しい展開となったが、停滞しかけていたチームにおいて一つの光を作り出していたのが、右ウイングバックの得能草生のドリブル突破だった。
立ち上がりから右サイドでボールを持つと、広島大はサイドハーフとサイドバックの2枚がかりで止めに入る。だが得能はお構いなしに鋭い縦への仕掛けで何度も突破し、クロスを送り込んだ。
26分にはタイミングを外してから一気に縦に突破し、ニアへライナーのクロス。これにFW佐々木翔が飛び込むが、シュートは枠の外。右サイドを完全に制圧できたことで、仙台大はこのままのリズムで攻撃を続ければ、いつかは崩せるという確信を持って試合を運ぶことができた。
実際に67分には左サイドのパスワークから、右でフリーになっていた得能へサイドチェンジが届くと、得能はクロスではなくシュートを選択。広島大の虚を突く一撃は、DFに当たってからバーを叩いた。そのこぼれ球に反応したMF玉城大志が頭で繋ぎ、最後は佐々木が押し込んで同点に。
後半アディショナルタイムにも敵DF2人の間を打ち抜いてチャンスを作り出した得能は、タイスコアで突入した延長戦でも突破の手を一切緩めなかった。結果、チームは98分と105+1分にCKからゴールを奪って逆転勝利を収めた。
「初戦ということもあって、だいぶ硬い入りになってしまいましたが、必ず逆転できると思っていました。今年は自分自身に『失敗しても良いから何度も試す、チャレンジする』というテーマを課していて、自分の良さを目一杯出すことで、何かを掴み取りたいという気持ちで臨んできたので、今日もその気持ちを持ち続けました」
チャンスをモノにできなくても、何度もチャレンジし続ければ、いつかは風穴が開く。まさに今日の試合は得能の矜恃を示すプレーであった。
ただ、「もっと冷静にできたところはあった。チャレンジするという気持ちが強くなりすぎて、ちょっと強引すぎたところも正直ありました。もっとシンプルにワンツーを使ったほうが、(常にマークに来ていた)2人とも一気に置き去りにできますし、僕自身もペナルティエリア内に入った状態で、もっと決定的な仕事ができたとも思います」と、自身の気持ちのたかぶりに対して反省も口にした。
裏を返せば、彼にとってこの大会は自分を抑えきれないほど、重要な大会であり、人一倍強い思いがあった。
「今年の4年生はめちゃくちゃ仲がいいんです。本当にプライベートでも仲が良くて、サッカーはもちろん、一緒にいて楽しい仲間ばかり。サッカー選手としては幸せな時間だったのですが、仙台大の大学生としては貢献があまりできていないので、不甲斐なさは正直ありました。だからこそ、この大会が本当の意味で大学最後なので、1試合でも多く、この仲間とサッカーがしたいんです」
【選手権PHOTO】堀北・ガッキー・広瀬姉妹! 初代から最新19代目の藤﨑ゆみあまで「歴代応援マネージャー」を一挙公開!
チャンスをモノにできなくても、何度もチャレンジし続ければ、いつかは風穴が開く。まさに今日の試合は得能の矜恃を示すプレーであった。
ただ、「もっと冷静にできたところはあった。チャレンジするという気持ちが強くなりすぎて、ちょっと強引すぎたところも正直ありました。もっとシンプルにワンツーを使ったほうが、(常にマークに来ていた)2人とも一気に置き去りにできますし、僕自身もペナルティエリア内に入った状態で、もっと決定的な仕事ができたとも思います」と、自身の気持ちのたかぶりに対して反省も口にした。
裏を返せば、彼にとってこの大会は自分を抑えきれないほど、重要な大会であり、人一倍強い思いがあった。
「今年の4年生はめちゃくちゃ仲がいいんです。本当にプライベートでも仲が良くて、サッカーはもちろん、一緒にいて楽しい仲間ばかり。サッカー選手としては幸せな時間だったのですが、仙台大の大学生としては貢献があまりできていないので、不甲斐なさは正直ありました。だからこそ、この大会が本当の意味で大学最後なので、1試合でも多く、この仲間とサッカーがしたいんです」
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