［天皇杯決勝］川崎 ０(8PK7)０ 柏／12月９日／国立競技場
12月９日に国立競技場で天皇杯決勝が行なわれ、PK戦の末に川崎が柏を下した。
川崎にとって今季は苦しいシーズンだった。
“育成”と“結果”の両立を目指したが、リーグ戦では苦戦の連続。海外挑戦した谷口彰悟に代わって新キャプテンに指名された大卒３年目の橘田健人は特に、重圧との戦いを強いられてきた。
それでも夏先から、橘田は逞しさを増すと、劇的なゴールを挙げるなど躍動。調子を取り戻していたが、やはり苦難の末に掴んだタイトルの喜びはひとしおだったのだろう。
試合後のヒーローインタビューでは涙する姿もあった。
【動画】川崎、天皇杯優勝の瞬間！
苦労が報われたからこそ
ミックスゾーンで、キャプテンとしての１年を振り返ってもらった際に、こんなことを聞いてみた。
監督からはプレッシャーを一度和らげるためにも「キャプテンが辛いなら一度離れるか」といった話などはあったのか。
その質問に「それはないですね」とキッパリ答えた橘田はこう冗談で続けた。
「でももしそういう話があったなら、（キャプテンから）降りていたかもしれない。やっぱりそれほどキツかったので。でもオニサンがどんな時も自分のことを信じ抜いてくれた。だからこそ頑張れました」
責任感の強い橘田である。そんな冗談とは裏腹に、どんなことがあっても決してキャプテンマークを譲ることはなかっただろう。それでも天皇杯優勝は、チームメイトと手を取り合って過ごした過酷な日々が報われた瞬間であった。
取材・文●本田健介（サッカーダイジェスト編集部）
「川崎に気持ちが傾く？」三笘薫は天皇杯決勝に挑む“古巣”に対する質問にどう答えた？「思い入れがあるので...」
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その質問に「それはないですね」とキッパリ答えた橘田はこう冗談で続けた。
「でももしそういう話があったなら、（キャプテンから）降りていたかもしれない。やっぱりそれほどキツかったので。でもオニサンがどんな時も自分のことを信じ抜いてくれた。だからこそ頑張れました」
責任感の強い橘田である。そんな冗談とは裏腹に、どんなことがあっても決してキャプテンマークを譲ることはなかっただろう。それでも天皇杯優勝は、チームメイトと手を取り合って過ごした過酷な日々が報われた瞬間であった。
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