「パスの精度などを、練習中から伝え合う」
今季限りで引退する北海道コンサドーレ札幌の小野伸二は12月3日、現役最後の試合に臨んだ。かつて在籍した浦和レッズを相手に22分までプレー。限られた時間だったが、3万1143人のファン・サポーターを大いにわかせた。
試合後の引退会見で、札幌が今後、タイトルを獲得するために必要なことを問われると、44歳の“天才”は「僕もそんなにタイトルを獲った人間じゃないので、何か言える立場ではないですけども」と前置きをしたうえで、自身の考えを述べる。
「凄い得点力のある選手が来るとかだと、サッカーがつまんなくなっちゃう。今、北海道コンサドーレ札幌が、ミシャ監督がやっている、連動しながら、選手が動き回って、見ている人たちが楽しいサッカーのなかで、一つひとつのパスの精度などを、練習の中から、もっともっと厳しく選手同士でも伝え合いながら、なおかつ、コーチングスタッフも含めて、優しい声じゃなくて、もっと厳しく選手たちに伝えるのが、もしかしたら大事なのかもしれません」
【動画】「ありがとう稀代のファンタジスタ」小野伸二、現役最後の日
試合後の引退会見で、札幌が今後、タイトルを獲得するために必要なことを問われると、44歳の“天才”は「僕もそんなにタイトルを獲った人間じゃないので、何か言える立場ではないですけども」と前置きをしたうえで、自身の考えを述べる。
「凄い得点力のある選手が来るとかだと、サッカーがつまんなくなっちゃう。今、北海道コンサドーレ札幌が、ミシャ監督がやっている、連動しながら、選手が動き回って、見ている人たちが楽しいサッカーのなかで、一つひとつのパスの精度などを、練習の中から、もっともっと厳しく選手同士でも伝え合いながら、なおかつ、コーチングスタッフも含めて、優しい声じゃなくて、もっと厳しく選手たちに伝えるのが、もしかしたら大事なのかもしれません」
【動画】「ありがとう稀代のファンタジスタ」小野伸二、現役最後の日
さらに、2014年に加入後、FC琉球に在籍した19年8月から20年を除き、長い期間を過ごしてきた札幌での経験から、こう続けた。
「北海道は皆さんが温かい心を持っている人たちが多いので、塩梅がすごく難しいところなのかもしれません。僕自身は、来シーズン以降、みんなが感じてきたものを、選手、コーチングスタッフ、ミシャさんも含め、とにかく『どうしなきゃいけないか』を初心に戻って考える時間も必要なのかなと思っています」
「楽しむ」をモットーに、ファン・サポーターを魅了してきた稀代のファンタジスタが、後輩たちに後を託した。
取材・文●野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)
【PHOTO】現役引退を発表した小野伸二…!波瀾万丈のキャリアを厳選フォトで振り返る 1997~2023
「北海道は皆さんが温かい心を持っている人たちが多いので、塩梅がすごく難しいところなのかもしれません。僕自身は、来シーズン以降、みんなが感じてきたものを、選手、コーチングスタッフ、ミシャさんも含め、とにかく『どうしなきゃいけないか』を初心に戻って考える時間も必要なのかなと思っています」
「楽しむ」をモットーに、ファン・サポーターを魅了してきた稀代のファンタジスタが、後輩たちに後を託した。
取材・文●野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)
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