12月３日に開催されたプレミアリーグ第14節で、８位のブライトンは11位のチェルシーと敵地で対戦。３日前のAEKアテネ戦（１－０、ヨーロッパリーグ第５節）で先発し、戦線に復帰するも本調子ではなく、69分に交代した三笘薫はベンチスタートとなった。

　立ち上がりから劣勢を強いられるなか、17分にバディアシルの折り返しからエンソ・フェルナンデスに押し込まれ、先制を許す。昨冬に１億700万ポンド（約196億9000万円）もの移籍金で加入したアルゼンチン代表MFにとって、プレミアリーグ初ゴールとなった。

　さらに21分にもCKの流れから、古巣対戦のコルウィルにヘッドで被弾。あっという間に２点のビハインドを負う。

　前半のうちに１点でも返したいブライトンだが、なかなかチャンスを作れない。それでも43分、ペナルティエリア右でパスを受けたブオナノッテが、中央に切れ込んでから左足でシュートを叩き込み、２－１とする。
【動画】三笘がチェルシー相手に仕掛ける！

　その２分後には、相手MFギャラガーが２枚目のイエローカードを受けて退場。数的有利となって折り返すと、57分に一挙４枚替えを敢行。三笘に加え、ミルナー、ペドロ、グロスを送り込み、勝負をかける。

　だが、65分にカウンターを食らうと、ミルナーがたまらずファウルで止め、PKを献上。これをE・フェルナンデスにど真ん中に決められ、再び２点差となる。

　69分にはゴール前でパスを受けた三笘が、鋭い切り返しでディサシをかわし、ビッグチャンスになりかけるも、カバーに入った39歳のチアゴ・シウバに潰される。

　日本代表MFは終盤にかけても左サイドで再三仕掛けてチャンスを呼び込むが、いずれも得点には繋がらず。82分、83分に連続で放ったヘディングシュートも不発に終わる。

　反撃を続けるアウェーチームはその後、90＋２分にCKからペドロがネットを揺らすも、結局あと一歩届かなかった。

　怪我人が続出しているブライトンは、10人のチェルシーに２－３で競り負け、連勝を逃した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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