ミャンマー戦のゴールは、ラツィオでの状況に影響するだろうか。

　鎌田大地は11月16日の北中米ワールドカップ・アジア２次予選で、チームの２点目となるゴールを決めた。腰の問題でハーフタイムに交代するまで、攻守にわたって存在感を発揮している。

　今季の鎌田が所属のラツィオで出場機会を失っているのは周知のとおりだ。セリエA開幕から４試合は先発出場したが、その後の８試合はベンチスタート。同じ新戦力のマテオ・ゲンドゥジやニコロ・ロベッラがレギュラーに定着しつつある一方で、試合終盤からの途中出場が続いている。

　マウリツィオ・サッリ監督は戦術的なバランスから起用が難しいと説明してきた。大黒柱ルイス・アルベルトとの共存が機能せず、同選手とのポジション争いを余儀なくされている状況だ。

　ただ、指揮官は選手として鎌田を評価しているとも繰り返してきた。一部メディアからも、鎌田をもっと起用する必要性を指摘する声が上がっている。

【動画】鎌田大地の強烈なミドル弾！　

　サポーターの中にも、鎌田起用を望む声があるようだ。ミャンマー戦のゴールを伝えたクラブ公式SNS投稿で、ファンが以下のようにリアクションしている。

「サッリ、目を覚ませ」
「監督に動画を見せろ」
「彼のタイミングは来るよ」
「模範的なプロフェッショナル」
「出さないなら、彼のようなカンピオーネが出ていくのは正しい」
「素晴らしい怪物だ。彼をベンチで腐らせるのは愚か者だけだよ」
「どうしてこれほど攻撃のポテンシャルを持つ選手をプレーさせないんだ？」
「精神的に自由になれていたら笑顔にもなるんだ。彼はプレーしなければいけない！」
「これほどの選手をベンチで腐らせ、無能呼ばわりしたり、もう出るなと言ったりするんだから...」
「ロベッラ、ゲンドゥジ、カマダ、ルイス・アルベルトが全員一緒にプレーするのを見られたら最高」

　セリエA次節サレルニターナ戦は、ルイス・アルベルトが出場停止とあり、鎌田がスタメンとなる好機と言われている。コンディションが気になるところだが、スタメンに名を連ねることができた場合、状況を好転させられるパフォーマンスを期待したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【PHOTO】日本代表のミャンマー戦出場16選手＆監督の採点・寸評。２人に７点台の高評価。MOMはハットトリックのFW