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抜群の高さと強さを誇る上田綺世への期待感。先人たちに肩を並べるチャンス。“何かが起こる”ゴール前で「常に準備して続けたい」

カテゴリ:日本代表

元川悦子

2023年11月16日

予選は泥臭い形でも勝たなければ意味がない

エアバトルの強さとパワフルなシュートが魅力の上田。ミャンマー戦で先発なるか。(C)SOCCER DIGEST

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 11月16日のミャンマー戦から、2026年北中米ワールドカップへの長い戦いをスタートさせる日本代表。アジア2次予選の初戦は毎回のように苦戦を強いられているだけに、ホームで格下のミャンマーと言えども、慎重な試合運びを見せることが肝要だ。

「特に前半、最初の25分くらいで点を取れるかが大切だと思う」と、三笘薫(ブライトン)に代わり左MFで先発の可能性がある相馬勇紀(カーザ・ピア)も語っていたが、早い時間帯にゴールを奪えれば、10-0で勝った2021年5月の試合のような展開に持ち込める。それを目ざして、頭から畳みかけていくことが重要だ。

 そこで大きなポイントとなるのが、FWの人選だ。今回は古橋亨梧、前田大然(ともにセルティック)の2人が負傷離脱。代わってパリ五輪世代のエース・細谷真大(柏)が追加招集されたが、公式戦でかなり慎重なスタンスを取る森保一監督が、A代表経験の乏しい選手をいきなり起用するとは考えにくい。

 となれば、既存戦力の浅野拓磨(ボーフム)か上田綺世(フェイエノールト)のいずれかがスタートからピッチに立つことになる。

 13日の練習初日から合流している浅野のほうがコンディション的にはいいだろう。しかし、対戦相手のミャンマーが高さで日本を下回ることを考えると、やはり上田を抜擢したほうが合理的。

 10月シリーズまでの日本代表は、最終ラインからのビルドアップや連動性の高い攻撃など、サッカーの質をより追求してきたが、予選は泥臭い形でも勝たなければ意味がない。そのあたりは選手たちも強く認識している点だ。
 
「相手のボックス内にシンプルにボールを入れ続けて、2次攻撃、3次攻撃で、波状攻撃をかけていくところは1つカギになると思っています。キレイなサッカーをやる分にはいいですけど、それで怖さがなくなっていたら意味がないんで。相手のボックス内に入れ続けたら何か起きるし、そこを念頭に置くべき」と、冨安健洋(アーセナル)は冷静に発言する。

 一方の守田英正(スポルティング)も「“タテポン”とか背後に蹴って人を走らせるとか、サイドからクロスを入れるとか、そういう大胆な力強いサッカーもできないといけない」と同様な意見を口にしていた。

 主力の面々の考えを具現化するためにも、高さと競り合いの強さを兼ね備えた上田は非常に効果的なピース。11月7日のチャンピオンズリーグ、ラツィオ戦の後半ロスタイムに見せた打点の高いヘッドを繰り出せば、ミャンマーは止められないだろう。

「引いてくる相手に対して? ボールを引き出さないといけないんで、スペースを作るためにも動き出しの部分を意識することもそうだし、クロスボールが来る可能性もあるんで、高さのところは活かせばいい。“事故”でも1点取れたら状況は変わると思うので、常に準備して続けたい」と、上田本人も自身のストロングを前面に押し出す構えだ。

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