オランダの名門アヤックスがまさかの状況に陥っている。
10月29日に行なわれたエールディビジ第10節のPSV戦で２－５の大敗を喫し、２試合消化試合が少ないものの、なんとリーグ最下位（18位）に転落したのだ。
前半を２－１で折り返したアヤックスだったが、後半開始15分で３失点すると72分にはダメ押しの５点目を奪われた。
８試合を終えて１勝２分け５敗の勝点５で、17位のユトレヒトとは勝点２差だ。クラブ史上初のリーグ戦５連敗という不名誉な記録も作っている。
過去５シーズンで優勝３回（19－20シーズンはコロナ禍の影響で、シーズン途中で打ち切りとなったため優勝チームなし）、18－19シーズンはチャンピオンズリーグでベスト４に勝ち上がった名門のこの惨状にサポーターも怒り心頭のようだ。
【動画】後半開始15分で３失点！PSV戦でアヤックスの守備が崩壊
クラブ史上初のリーグ戦５連敗
クラブが公式のインスタグラムにPSV戦の結果を投稿すると「車椅子に乗った祖母の方が彼らよりも上手に守るだろう」「前半はいい！後半はどうした？」「15分で３失点、どうやって？」「アヤックス史上最悪の守備だ」「ベルフバインは本当にアヤックス史上最悪のキャプテンだ」「このままだと２部でも苦戦する」といったコメントで溢れかえった。
今夏にチームの精神的支柱で攻撃の中核を担っていたドゥシャン・タディッチが退団。アヤックスにとってエースにしてキャプテンが抜けた穴はあまりにも巨大だった。事実、１億ユーロ（約155億円）以上の移籍金を投入して12人の新戦力を獲得したが、結果は見ての通りである。
クラブは10月23日に指揮官のモーリス・ステインをわずか３か月で解任し、アシスタントコーチのヘドビヘス・マドゥロを暫定監督に据えたが、いきなり出鼻を挫かれている。ここから上昇曲線を描くことができるかは選手たちの奮起にかかっている。
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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