［J１第31節］湘南 １－１ 神戸／10月28日／レモンガススタジアム平塚

　Jリーグは10月28日、J１第31節の７試合を各地で開催。レモンガススタジアム平塚では湘南ベルマーレ対ヴィッセル神戸が行なわれ、１－１で引き分けた。
【PHOTO】神戸の出場14選手＆監督の採点・寸評。右SB＆ボランチを務めた酒井はいぶし銀。佐々木は負傷しながら意地を見せるも...
　先手を取ったのは湘南。開始11分、見事な連係から最後は大橋祐紀が３戦連発となるゴールを決める。追いかける神戸は53分、エース大迫勇也がPKを確実に仕留める。その後は両チームともスコアボードを動かせず、勝点１を分け合った。
 

▼神戸のチーム採点「5.5」
　完勝した前節の鹿島戦とは打って変わって苦しい試合に内容になった。中盤の軸である山口の負傷欠場が何より大きかったのだろう。中盤の強度が上がらず、自慢の前線からのプレッシングも上手く機能しなかった印象だ。

　11分には前から奪いにいったところをかわされ、右サイドから失点。苦しいまま45分を折り返した。一方、後半は開始からパトリッキを投入し、裏への意識を強めると、53分には右の酒井のクロスからPKを獲得。大迫のゴールで追いついた。その後、酒井を右SBからボランチに移して安定した点などを含め、今後へのポジティブな要素とも言えそうだが...。

　後半アディショナルタイムには相手GKが負傷し、交代カードを使い切っていた湘南はDF大岩に代役を任せるチャンスを得たが、攻め切れず。試合を通じて攻撃の質にも課題を残した。

　PK奪取に絡むなど絶好調の佐々木が負傷交代し、山口の状態も不明なまま。他会場では２位の横浜が勝利し、勝点差「２」まで迫られた。この湘南戦のドローをどうつなげるかは、次節の浦和戦を含めた残りの３試合次第。悲願のリーグ制覇へ重要な局面を迎えている。

取材・文●本田健介（サッカーダイジェスト編集部）

※MAN OF THE MATCH＝取材記者が選定したこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「６」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

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