森保ジャパンは10月13日に新潟のデンカビックスワンスタジアムで開催される「MIZUHO BLUE DREAM MATCH 2023」で、カナダ代表と対戦する。17日のチュニジア戦とあわせて、11月から始まる2026年北中米ワールドカップ・アジア二次予選に向けて、最後のテストの場となる。

　そんななか、これまで常連だった三笘薫（ブライトン）、鎌田大地（ラツィオ）、堂安律（フライブルク）、前田大然（セルティック）らがコンディション不良や怪我で不参加に。図らずも、「他の選手にとってはチャンス」（キャプテンの遠藤航）の状況となった。

　では、初戦となるカナダ戦では、どんなスタメンで臨むのか。今回の活動は、一部の欧州組が飛行機の遅延で帰国が遅れるなど、いつも以上に合流にバラつきがあり、難しい面もあるが、11人を予想してみたい。

　まず、フォーメーションについて、森保一監督は前日会見で、「４－１－４－１でスタートかなと思っているがが、相手との嚙み合わせを考えて、（４－２－３－１と）両方使えるように」「９月の活動でも、４－２－３－１と言いながら、攻撃の時は前に出て行って４－１－４－１、４－３－３に近い形をとっていた。明日の試合も攻撃と守備について可変を考えている」と話した。スタートポジションは、６月シリーズで採用した４－１－４－１となるはずだ。

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　シュミット・ダニエル（シント＝トロイデン）と中村航輔（ポルティモネンセ）が選外となったGKは、３月シリーズから唯一招集され続けている大迫敬介（サンフレッチェ広島）だ。４－１と歴史的大勝を飾ったドイツ戦でもスタメンを飾っており、鈴木彩艶（シント＝トロイデン）と怪我の前川黛也（ヴィッセル神戸）に代わって前日に追加招集された小島亨介（アルビレックス新潟）が起用されればサプライズだ。

　右SBはドイツ戦まで５試合連続でスターターだった菅原が頭ひとつ抜けているのは間違いないが、コンディションを考慮してチュニジア戦に回し、先月のトルコ戦で先発した毎熊晟矢（セレッソ大阪）か、カナダの左SB／ウイングバックを担うアルフォンソ・デイビス（バイエルン）対策として守備力の高い橋岡大樹（シント＝トロイデン）を送り出す可能性もある。

　CBはともにドイツ戦でハイレベルなプレーを披露した板倉滉（ボルシアMG）と冨安健洋（アーセナル）が順当にチョイスされるだろう。左SBは、９月シリーズでただ一人２試合連続スタメンだった伊藤洋輝（シュツットガルト）が、前々日から腰の張りを訴えて別メニューとなり、前日練習にも姿を現さなかった。大怪我から復活し、第二次森保政権では初招集となった中山雄太（ハダースフィールド）が頭からピッチに立つだろう。