• トップ
  • ニュース一覧
  • 代表復帰の南野拓実に求められるゴールへの推進力と決定力。万能性を武器に、トップ下で攻撃パターンを増やしたい

代表復帰の南野拓実に求められるゴールへの推進力と決定力。万能性を武器に、トップ下で攻撃パターンを増やしたい

カテゴリ:日本代表

元川悦子

2023年10月08日

最後まで得点への意欲をむき出しに

カタールW杯以来の代表復帰となった南野。久々の代表活動で存在価値を示したい。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

画像を見る

 11月からスタートする2026年北中米ワールドカップのアジア2次予選。その前の貴重なテストの場となるのが、カナダ(13日)、チュニジア(17日)と対戦する10月シリーズだ。

 今後、約2年間、予選が続くため、思い切ったトライができる機会はしばらくない。そういう意味でも、今回の2連戦を価値あるものにすることが肝要だ。

 森保一監督は9月のドイツ、トルコとの2連戦のメンバーから5人を入れ替えたが、やはり最大の注目は、2022年カタールW杯でエースナンバー10をつけた南野拓実(モナコ)をどう使うかだろう。

「4-2-3-1であればトップ下がベースかなと思っていて、トップもウイングもできると。カタール・ワールドカップまではウイングとしてプレーしつつ、内側に入って潜り込んでくるプレーをやっていたので、そこに期待しています。

 4-1-4-1(4-3-3)で戦う場合は、インサイドハーフのところで基本的にプレーするのかなと。彼の良さをチーム戦術に組み込んでいけると思っています」と、4日のメンバー発表会見で指揮官はこう説明したが、まずはトップ下で勝負ということになるのだろう。

 モナコに所属する南野が73分から出場した7日のスタッド・ドゥ・ランス戦を見ると、最初はアレクサンドル・ゴロビンと代わって2トップの背後のトップ下でプレー。登場から3分後には強気のドリブル突破から思い切ったシュートを放つなど、ゴールへの推進力を前面に押し出していた。
 
 その後、ポジションが2シャドウの一角に変わったが、彼は最後まで得点への意欲をむき出しにし続けた。

 この一挙手一投足を見ても分かる通り、南野がトップ下に入る最大のメリットは、得点への迫力が高まること。それはゲームメーカー的な色合いの強い鎌田大地(ラツィオ)との大きな違いである。

 つまり、南野をトップ下に置く場合には、より4-4-2に近い形になると言える。右サイドに伊東純也(スタッド・ドゥ・ランス)、左サイドに三笘薫(ブライトン)、1トップに上田綺世(フェイエノールト)というドイツ戦のメンバーの中に入るとしたら、南野は上田と立ち位置を入れ替えながら、ギャップに飛び込んでゴールを狙うような仕事ができれば理想的だ。

 その場合、ゲームメイクはボランチに託されることになる。今回の相手はカナダとチュニジアで、日本が圧倒的劣勢という展開にはならないだろうから、十分に戦えるはずだ。2トップに近い状況下で南野が生きるのか否か。そのあたりをまずはチェックしたい。

【PHOTO】カナダ・チュニジアと対戦!親善試合に挑む日本代表招集メンバー26人を一挙紹介!
【関連記事】
【森保ジャパンの最新序列】三笘、久保、伊東が並ぶ“魅惑の2列目”がついに実現か。復帰した南野の起用法は...
「ちょっと今、もがいている」城彰二が鎌田と堂安の代表選外理由を読む!森保ジャパンに呼んで欲しいJリーガーも明かす
「コンディション不良とは?」「笑顔が見れて嬉しい」日本代表選外の鎌田大地、CLフル出場で逆転勝利に貢献でファン一安心
もはや異次元のレベルにある久保建英をベンチに置く理由はない。4-2-3-1システムなら2列目で三笘薫、伊東純也と並ぶか
「死ぬほど怖い」「欧州選手権でも8強に入れそう」森保ジャパン、海外組22人の招集メンバーに中国驚嘆!「堂安も鎌田もいないのに...嫉妬する」

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト いざアジア王者へ!
    5月10日発売
    悲願のACL初制覇へ
    横浜F・マリノス
    充実企画で
    強さの秘密を徹底解剖
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト ガンナーズを一大特集!
    5月2日発売
    プレミア制覇なるか!?
    進化の最終フェーズへ
    アーセナル
    最強化計画
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ